診療科目

お顔に関する診療科目一覧

にきびを治したい

にきびの原因は、男性ホルモンによる脂腺の亢進、毛包の角化異常によって生じる慢性炎症性疾患です。

保険による診療

  1. ベピオゲル
    フリーラジカル作用でアクネ菌を物理的化学的に破壊し、角質剥離作用がすすみ閉塞した毛穴が開く作用があります。
  2. ディフェリンゲル
    ビタミンA誘導体で角質に働き、毛包漏斗部の過角化とそれに引き続く面ぽう形成を抑制することによる非炎症性皮疹と炎症性皮疹の両者を減少する作用があります。
  3. 抗菌薬投与
  4. 面ぽう圧出

など

自費による診療

  • アゼライン酸(ニキビ治療、美白効果)
  • ケミカルピーリング
  • ビタミンCローション外用(薬剤名:VC-PMGローション)
  • イオン導入

など

シミを除去したい

シミとは、皮膚の表皮の基底層にあるメラノサイトが、紫外線、ストレス、ホルモンバランスのくずれ、遺伝性等によって一時的にメラニン(シミの原因)を過剰に作りだします。皮膚の細胞は、通常約28日周期でアカとなって剥がれ落ち、新しい細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返していますが、様々な原因でターンオーバーのサイクルが乱れると、本来剥がれてくれるメラニンも、そのまま滞って色素沈着=シミになります。

肝斑

  • 30代以降に発症した。
  • 大きさや形が一定しない淡褐色斑が、頬部を中心に対称性に見られ、鼻翼部に症状がみられない。
  • 額の中央部や眉毛上優位にシミが多い。
  • 紫外線により夏季に増悪し冬季に軽減する。
  • 妊娠や経口避妊薬の内服でシミが悪化した。

[治療]

▼外用剤:
HQ4(ハイドロキノン4%クリーム)5g
トラネキサム酸5%ローション 50ml
レチノイン酸クリーム0.05% 5g
ビタミンC誘導体ローション50ml
アスタキサンチン配合ジェル
VCステック(油溶性VC誘導体 85%配合)8.5g

▼内服剤:
トラネキサム酸250㎎ 2錠/日 又は 3錠/日
ユベラ錠 50㎎ 2錠/2×
ハイチオール錠80 2錠/日 又は 3錠/日
シナール配合錠 2錠/日 又は 3錠/日

▼その他:
サリチル酸マグリコールピーリング
レーザー治療
イオン導入

など

酒さ

顔面のびまん性発赤、血管拡張の持続やざそう様の丘疹、膿ほうを繰り返し出現することを特徴とする慢性炎症性皮膚疾患である。
特に顔面に持続する赤みや繰り返す発疹は患者様におち、対人関係を避けたくなるほどの症状であることが多い。
また寒暖差などの外界刺激により、ひりひりした刺激感や火照り感を伴うため、外出などの日常生活活動を制限したり、うつ傾向となる方も少なくない。

自費による診療

  • ロゼックスゲル