肥厚性瘢痕・ケロイドとは?
手術やケガ、熱傷などでキズができると、周囲からキズを治す細胞が集まり、キズは治り、1~2カ月ほどでキズの赤みが減り始め、半年~1年ほどで目立たなくなっていきます。
しかし、いつまでたっても赤みが引かず、徐々に盛り上がり、かゆみや痛みなどの伴う症状のことを肥厚性瘢痕やケロイドと呼びます。
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手術やケガ、熱傷などでキズができると、周囲からキズを治す細胞が集まり、キズは治り、1~2カ月ほどでキズの赤みが減り始め、半年~1年ほどで目立たなくなっていきます。
しかし、いつまでたっても赤みが引かず、徐々に盛り上がり、かゆみや痛みなどの伴う症状のことを肥厚性瘢痕やケロイドと呼びます。
皮膚は表層から表皮、真皮、皮下組織という構造で、キズが治癒する過程で感染や引っ張られる力などが加わって真皮に炎症が起こり、肥厚性瘢痕やケロイドになるリスクが高くなります。キズが深いほど、治るまでに時間がかかるほど、緊張がかかる部位であるほど要注意です。
さらに、ケロイドは体質も大きく関係しており、虫刺されや注射などの軽いきっかけでもケロイドができることあります。
肥厚性瘢痕はもともと存在していたキズの範囲が赤く盛り上がり、かゆみや痛み(ピリピリ感)などの症状は軽いことが多いです。
ケロイドはもとのキズの範囲を越えて大きく、強いかゆみや痛み、引きつれ感で日常生活に支障をきたすこともあります。
肥厚性瘢痕とケロイドは明確に区別できるものではなく、両方の特徴を持った中間型のものもあります。
症状に合わせて内服薬、貼り薬、ステロイド注射、手術の4つが主な治療法があり、保険適用です。