ロゼックスゲルのニキビや酒さへの効果|皮膚科で保険適用できる治療薬
ロゼックスゲルとは
ロゼックスゲルとは、メトロニダゾールを有効成分とする医療用医薬品です。 メトロニダゾールは、抗菌作用、抗炎症作用、免疫抑制作用、活性酸素減少作用を持つ成分です。 古くから皮膚がんの潰瘍に使用されてきた成分で、細菌の温床となりやすい患部の殺菌や臭気を軽減させる目的で使用されてきました。
ロゼックスゲルの効果
ロゼックスゲルは、抗寄生虫剤としても知られており、とくに顔ダニやデモデックスによる皮膚の炎症に効果的です。 人間の皮膚に寄生するダニは余分な皮脂を好んで摂取するため、皮脂量の調節という役割りをしますが、皮脂量のバランスが乱れると異常繁殖し、肌トラブルを引き起こすという側面もあります。 ロゼックスゲルの有効成分であるメトロニダゾールは、顔ダニの増殖を抑え、強い殺菌作用によって肌を健康な状態に導きます。
ニキビへの効果
ニキビができる原因の多くは毛穴詰まりから始まり、アクネ菌の増殖によって引き起こされます。 しかしニキビには、ニキビダニとも呼ばれる顔ダニが繁殖して発生する「毛包虫(顔ダニ、ニキビダニ、デモデックス)性ざ瘡」というタイプのニキビも存在します。 清潔にしているつもりなのに、赤ニキビが増えるような症状が続く場合は「毛包虫性ざ瘡」の可能性も考えられます。 毛包虫性ざ瘡には、ロゼックスゲルのようなメトロニダゾールを含む抗寄生虫剤が非常に有効です。
酒さへの効果
ロゼックスゲルは、酒さの治療薬として知られる薬剤です。 酒さの発症原因ははっきりわかっていませんが自然免疫がその1つと考えられており、メトロニダゾールの持つ免疫抑制作用が効果を発揮しているのではないかと言われています。 もう1つ考えられる原因として、表皮ブドウ球菌や毛包虫(ニキビダニ)がありますが、これらに対しても強力な抗菌作用で殺菌します。 さらにメトロニダゾールは、酒さの悪化原因とも言われる紫外線による活性酸素を抑制する作用や抗炎症作用もあるため、さまざまなアプローチで酒さの症状を鎮めます。
ロゼックスゲルの使い方
ロゼックスゲルは、1日2回患部に塗布します。
-
- 洗顔、または入浴で患部を清潔にします。
- 化粧水や乳液などで保湿してください。
- ロゼックスゲルを患部に塗布します。
通常ロゼックスゲルを塗布できる期間は12週間以内とされています。 12週以降の使用については、担当医師の指示を仰いでください。
ロゼックスゲルの副作用
ロゼックスゲルは比較的刺激や副作用の少ない薬ですが、以下のような症状を伴うこともあります。
-
- 赤み
- かゆみ
- 乾燥
- つっぱり感
これらの症状が強く現れたときは、担当医師に相談してください。 また、ロゼックスゲルの使用中はアルコールを避け、紫外線や摩擦などの刺激から患部を防いでください。
※妊娠3ヵ月以内の妊婦、授乳中は使用できません。 ※他の薬と併用するときは医師に相談してください。
ロゼックスゲルは保険適用できる?
ロゼックスゲルは「酒さ」と診断がついた場合に、保険が適用されます。 額や頬を中心に赤みを帯びたブツブツが長期間続くようでしたら、ニキビではなく酒さの可能性もあるので皮膚科への受診をおすすめします。
ニキビは皮膚科で一緒に治そう
どこに行ってもニキビが治らない
ニキビが治ってもまた再発してしまう
治療を始めてから悪化しているような気がする
今のニキビ治療をこのまま続けても大丈夫?
ニキビに関する悩みは
MBCが解決します
MBCのニキビ治療とは?
- 美容皮膚科との連携
ニキビ治療だけでなく、ニキビ跡の治療や美肌治療など、幅広いニーズに対応可能 - 最新機器の導入
最新のレーザー機器や治療法を取り入れ、効果的な治療を目指している - 女性医師による丁寧な診察
女性医師が診療を担当しているため、女性ならではの悩み相談もしやすい - 完全個室
プライバシーに配慮した完全個室での施術が受けられる - 土日祝日も診療
平日忙しくて通院できない方も利用しやすい
ニキビの状態別
おすすめのニキビ治療
白や黒のポツポツしているニキビ | 赤く腫れているニキビ | 黄色く膿んでいるニキビ | ニキビ跡 |
---|---|---|---|
殺菌作用のある洗顔料やローションがおすすめ | 炎症を抑えるローションやクリームがおすすめ | 抗生物質配合の塗り薬がおすすめ | ニキビ跡の種類に合わせた治療がおすすめ |
▼ | ▼ | ▼ | ▼ |
・洗顔 ・保湿 ・ピーリング | ・抗菌剤 ・炎症を抑える薬 ・冷やす | ・抗菌剤 ・炎症を抑える薬 ・面ぽう圧出 | ・ピーリング ・イオン導入 ・フォトフェイシャル |
監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
カテゴリー