顔のシミを薄くする方法は?市販品でシミを消すことができる?
顔にシミがあると、ついつい気になって鏡を見てしまうといったことはないでしょうか。そしてシミを薄くするにはどうすればいいのかわからないと悩んでいる人もいるでしょう。
本記事では、顔のシミを薄くする方法について解説します。顔のシミに悩んでいるなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
顔のシミを薄くする方法
顔のシミを薄くする方法はいくつかありますが、前提として市販品を使用して自力で顔のシミを完全に消すことはできません。
顔のシミを完全に消したい場合には、美容皮膚科へ行く必要があります。しかし、ある程度自力でケアをすることで、シミを目立たないようにすることはできます。ここでは、自力でシミを薄くする方法についてみていきましょう。
自力でシミをなくすのは難しいため、どうしても消したい場合は美容皮膚科を受診すると良いでしょう。
シミは自力で完全に消すことができない
そもそもシミができるのは、表皮層のメラニン色素などが原因であり、若い間は肌の新陳代謝による排出がされます。
しかし、そのサイクルは決して早いものではないため、加齢により新陳代謝が悪くなってくると排出がより遅くなります。
そのため、加齢とともにメラニン色素が溜まってきてしまい、シミが増えてくるというわけです。
あくまでも表皮層にあるメラニン色素が原因となるため、市販のクリームや食べ物による体質改善では間に合わず、シミを予防、あるいは多少なりとも目立たなくすることは可能であっても完全に消すことはできないのです。
これからできるシミなら化粧品でのスキンケアが効果的
ただし、すでにできてしまっているシミを消すことはできなくても、これからできるシミを予防することは可能です。
シミに効果的な成分が配合された化粧品であれば、これ以上シミを増やしたくない、できるだけシミを薄くしたいといった人には効果が期待できます。
紫外線を避ける・効果的な化粧品を使う・食べ物に注意するなどしっかりケアをして、これ以上顔にシミができないように注意することで、今あるシミをなくすことはできなくても、これから増えるシミは予防できますよ。
シミを薄くするクリーム
シミを薄くするクリームは数多くありますが、どのクリームでもよいというわけではありません。基本的には皮膚科などで処方されるクリームがおすすめです。
なぜなら、効果の強い成分を配合したクリームは市販では購入できないからです。ドラッグストアなどで気軽に購入できる市販のクリームは、手軽に入手できる分、有効な成分はあまり含まれていません。
もちろん、その分副作用などのリスクは低くなりますが、そもそもシミに効果がないのでは意味がなくなります。
一方で、医師の指示によって処方されるクリームは医薬品となり、有効的な成分が多く含まれています。自分の皮膚に合った成分が入ったクリームを処方してもらえるので、その分効果も期待できます。
ただし、含まれている成分によっては副作用などのリスクも考えられるので、必ず医師の指示に従って使用しましょう。
- ハイドロキノン…メラニンを作る酵素の働きを抑える
- レチノイン酸…ターンオーバーを促進
- トラネキサム酸…メラニンの過剰生産を抑えてくれる
- L-システイン…メラニン色素の生成抑制作用が期待できる
- ナイアシンアミド…メラニンの生成を抑える
- ビタミンC…メラニンの生成を抑える
- ビタミンE…抗酸化作用があり、ビタミンCの働きも助ける
シミを薄くする成分の中でもとくに効果が期待できるのは、メラニンを作る酵素の働きを抑えてくれるハイドロキノンです。また、同じく効果が高いのがレチノイン酸です。
レチノイン酸はターンオーバーを促進する働きがあるため、メラニン色素が排出されるのを手伝ってくれます。そのため、ハイドロキノンとレチノイン酸が入っていると、よりシミを薄める効果が期待できるでしょう。
ただし、どちらも強い成分であるため、医師の処方の上で使用するのが安全です。どちらの成分も、主に皮膚科や美容皮膚科で処方される美容クリームに含まれていることが多いです。
シミを薄くする食べ物
シミを薄くする効果が期待できるのは、化粧品だけではありません。食べ物にも、シミを薄くする効果が期待できる成分が含まれている場合があります。
そのため、顔のシミを薄くしたいのであれば、有効的な成分が含まれている食べ物を意識して摂取することも大切です。
- キウイ…ビタミンC・ビタミンEが豊富
- カボチャ…ビタミンC・ビタミンE・βカロチンを含有
- ブロッコリー…ビタミンCが豊富(茎の部分)
- アセロラ…ビタミンCが豊富
- レモン…ビタミンCが豊富
- トマト…リコピンが豊富
- 鮭…アスタキサンチンが豊富
ビタミンCが配合された食べ物はシミに効果的
美容のためには、ビタミンC・ビタミンEが豊富に含まれている食物は、できるだけ摂取するように心がけましょう。とくにビタミンCには、メラニンの生成を抑える働きがあることに加えて、メラニンを還元することで色を薄くできる効果があるからです。
とはいえ、ビタミンCは調理の過程で失われてしまうことも多いため、キウイやレモンなど、そのままで摂取できる食べ物がおすすめです。
また、リコピンはメラニンを作る酵素の働きを抑える効果が期待でき、アスタキサンチンはメラニンの生成を抑える効果があるので、一緒に摂取すると良いでしょう。
ビタミンCは体に蓄積することができないので、常に摂取するように心がけましょう。
シミを消したいのであれば美容皮膚科へ
シミをセルフケアするのにも限界があります。セルフケアでの限界を感じている方は美容皮膚科で施術を受けることをおすすめします。シミを消したい場合に美容皮膚科でできる施術には、ピーリングやレーザー治療、光治療などがあります。
ここでは各施術について詳しくみていきましょう。
ピーリング
ピーリングは肌の表面にある古い角質を取り除く治療であり、新陳代謝を促す効果があります。ピーリングにもいくつかの種類がありますが、費用としては1回あたり5,000円程度~が相場です。
副作用としては、赤みや皮むけ、肌荒れなどが考えられます。また、施術後すぐは極度に肌が乾燥してしまいます。肌に合わない場合は炎症を起こすことも考えられるので注意しましょう。
レーザー治療
レーザー治療は、特定の波長のレーザーを照射することでメラニン色素を破壊し、シミをなくす方法です。ピコレーザーやレーザートーニングなどさまざまな種類がありますが、1回あたり5,000~50,000円程度です。
ただし、施術後すぐは火傷のようなひりひりとした痛みを感じたり、軽い傷跡になったりといった副作用も考えられます。そのため、施術する際には必ず技術力が高く評判の良い医師に依頼するようにしましょう。
光治療
光治療は、肌に光を照射する治療ですが、レーザー治療とは異なり、肌に優しいので痛みを感じることもほとんどありません。1回の照射で、肌トラブルの多くを解決できるのも光治療の魅力です。
施術後の制限は特になく、化粧や入浴も当日から可能です。シミ取りをする際の光治療の費用は、1回あたり8,000~20,000円程度となっています。
ただし、光治療は長時間行うことで、ほくろやシミができてしまったり、水ぶくれや痛みが出てしまったりといった副作用が考えられます。
そのため、安全性を考慮したうえで短時間で施術することが推奨されています。どの治療方法についても1回限りではなく5~6回程度受けることで、シミをなくすことができるでしょう。
どの治療もそれぞれメリット・デメリットがあるので、医師と相談して、体質や肌質に合わせて治療を決めるようにしましょう。
まとめ
本記事では、顔のシミを薄くする方法やシミ取り治療の詳細について解説しました。自宅でのセルフケアでシミを完全に消すことは出来ませんが、美容皮膚科であればシミを薄くすることや消すことは可能です。
また、市販のシミが薄くなる成分を含んだクリームでは、有効成分の含有量が少ないため、劇的な効果は望めないでしょう。シミを薄くする・もしくはシミを予防するためのクリームは、皮膚科や美容皮膚科で処方してもらうことをおすすめします。
そして、完全にシミを消したいのであれば、美容皮膚科で治療を受けるようにしましょう。
シミのない、美しい肌を取り戻してくださいね。
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シミの状態によって
効果的な治療方法があります
老人性色素斑 | 肝斑 |
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日焼け跡に色素が沈着してしまったもの | ホルモンバランスの乱れが原因 |
▼ | ▼ |
【効果的な治療法】 ・レーザー治療 ・外用内服治療 | 【効果的な治療法】 ・ピコトーニング |
そばかす | 炎症後色素沈着 |
雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれる小さなシミの集まり | ニキビや虫刺されに伴う炎症 |
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【効果的な治療法】 ・ピコスポット | 【効果的な治療法】 ・外用内服治療 |
美容皮膚科でシミ治療
美容皮膚科でできるシミ治療の種類
- ケミカルピーリング
皮膚表面の角質を除去してターンオーバーを整える - イオン導入
皮膚に微弱な電流を流して美容成分を肌の奥に浸透させる - ピコレーザー
レーザーを照射し、メラニン色素を破壊 - ダーマペン
細い針で皮膚表面に穴を作り、自然治癒力やターンオーバーを整える - ポテンツァ
ダーマペンの進化版。針先から出す熱エネルギーで肌細胞を活性化させる - フォトフェイシャル(ステラM22)
6種類の波長フィルターを症状別に選んでアプローチ
更にこれらのシミは
保険適用で治療できる可能性があります
太田母斑 | 扁平母斑 |
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アザのようなシミで顔の片側にみられることが多い | 茶色いシミのようなもので身体のどこにでも生じる |
異所性蒙古斑 | 外傷性色素沈着 |
お尻の周辺ではない部位にあり、大人になっても消えないようなシミ | ケガなどの外傷が原因で生じた、シミやアザ |
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これらのシミは保険適用でレーザー治療できる可能性があります。
皮膚科でシミ治療
監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
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