皮膚科でニキビ治療!専門クリニックでのニキビ治療をご紹介

ニキビができてしまった際に、皮膚科と美容クリニックどちらを受診すればよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
皮膚科と美容クリニックは保険適用の有無によって、治療内容や費用が異なります。
この記事では、皮膚科と美容クリニックでのニキビ治療の方法や注意点を解説します。
自分のニキビ治療に最適な治療法を知り、美肌を目指しましょう。
ニキビの治療施術とは

ニキビの治療にはさまざまな種類があり、ニキビの状態や肌質によって最適な施術を選択しておこないます。
- 薬物療法
- 面皰圧出
- ケミカルピーリング
- 光治療
- レーザー治療
顔や口周りにできるニキビは皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れによって毛穴がつまり、アクネ菌が増殖することで発生します。
ニキビは状態によって4つに分類され、治療方法も異なります。
ニキビの種類 | 状態 |
---|---|
白ニキビ | コメドが発生して少し膨れている状態 |
黒ニキビ | 毛穴に詰まった皮脂が酸化した状態 |
赤ニキビ | アクネ菌が増殖して炎症している状態 |
黄ニキビ | 炎症が悪化して膿が溜まっている状態 |
ニキビの治療は、皮膚科や美容クリニックのニキビ外来・エステなどでおこなえます。
しかし、治療方法や取り扱っている薬剤などに違いがあるため、ニキビの状態や肌質に合わせて選択しましょう。
皮膚科でのニキビ治療
皮膚科でのニキビ治療は「日本皮膚科学会ガイドライン」に基づいて、薬物療法や面ぽう圧出などがおこなわれます。
ニキビ治療は肌質やニキビの状態に合わせて、長期的な治療が必要です。
一般的に、必要な治療期間は3ヶ月程度といわれており、治療経過に合わせて長期化する場合もあります。
皮膚科では保険適用の治療が中心となり、初診料や再診料・薬代など全て3割負担で受けられます。
保険適用内のニキビ治療は、外用薬や内服薬の処方のほか、面ぽう圧出などの処置が施されます。
処方の種類 | 薬剤の種類 |
---|---|
外用薬 | 過酸化ベンゾイル製剤 アダパレン製剤 抗菌薬 イオウ製剤 |
内服薬 | 抗菌薬 ビタミン剤 漢方薬 |
面ぽう圧出は毛穴に針で穴をあけ、内部に溜まっている皮脂を押し出す処置方法です。
炎症を起こしていない白ニキビなどに効果があり、ニキビの進行を抑えるため即効性があります。
漢方薬やビタミン剤は、肌や体質改善のために処方される場合があります。
皮膚科によっては保険適用外の治療を取り扱っている場合もあるので、ニキビの状態に合わせてさまざまな治療方法を選択してみましょう。
ニキビ外来での専門治療
美容皮膚科などでおこなわれるニキビ外来での専門治療は、内服薬や外用薬だけでなくケミカルピーリングやレーザー治療などもあります。
- ケミカルピーリング
- レーザー治療
- 光治療(IPL・LEDなど)
- イオン導入
- ダーマペン
通常の皮膚科では厚生労働省の認可薬を用いて安く治療できるのに対し、美容クリニックのニキビ外来では海外で認可されているニキビ治療薬の処方も可能です。
また、光やレーザーを用いた美肌治療によって、肌を内側から活性化させる治療もおこなっています。
ニキビ外来では投薬治療だけでなく、美肌治療など多彩なメニューからニキビの状態や肌質に合った治療が選択できます。
しかし、ニキビ外来での治療は自由診療で、全額自己負担となるため注意が必要です。
ニキビの根本治療は皮膚科と外来どっちがいい?

「何度もニキビを繰り返してしまう」「肌を根本的に改善したい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ニキビを根本から治療したい方は、美容皮膚科でのニキビ外来の受診がおすすめです。
皮膚科では保険診療が中心となり、今あるニキビの鎮静化や悪化予防のための治療がおこなわれます。
保険診療は3割負担で受けられますが、使用できる薬や治療法が限定されており、重症ニキビやニキビ跡への効果はあまり期待できません。
一方、美容皮膚科のニキビ外来では保険適用外のケミカルピーリングや、光線治療・ダーマペンなど肌質改善や美肌治療が受けられます。
皮膚科では受けられない海外承認薬の処方や、美肌治療もおこなえるためニキビを根本から治療できます。
また、ニキビ外来では重度のニキビや、ニキビ跡への治療も可能です。
ニキビを根本から改善して美肌を目指したい方は、美容クリニックのニキビ外来を受診しましょう。
ニキビ治療の注意点

ニキビを治療する際は、ホームケアや紫外線対策などに注意が必要です。
- お肌の乾燥・刺激を避ける
- 十分な保湿
- バランスのとれた食生活
- 質の良い睡眠
- ストレスの軽減
- 紫外線対策
- 適切な基礎化粧品
皮膚科やクリニックでニキビ治療をおこなっていても、乾燥や肌への刺激を防がなければ十分な効果が得られません。
そのため、肌状態を安定させられるよう、ホームケアの徹底が必要です。
洗顔はできるだけ刺激を与えないよう、擦らずに優しくおこないます。
また、油分の多い基礎化粧品はニキビの再発や悪化を促進させる可能性があるため、ノンコメドジェニックの化粧品がおすすめです。
皮膚科やニキビ外来での治療効果を高めるために、ホームケアを徹底しましょう。
エステでのニキビ治療について

ニキビの治療には皮膚科や美容クリニック以外に、エステでの治療も可能です。
エステでは専門の知識と技術を持つエステティシャンが、フェイシャルケアなどの施術をおこなってくれます。
施術内容はすべて保険適用外となり、サロンによって施術費用が異なります。
また、サロンやエステティシャンによって、得られる効果や持続性が異なるため、信頼できるサロンを選択しましょう。
使用されるのはピーリングや光フェイシャル
エステでのニキビ治療はピーリング(ケミカルピーリング)や光治療・クレンジングなどをおこないます。
- ピーリング(ケミカルピーリング)
- 光フェイシャル
- クレンジング
- イオン導入
ピーリング(ケミカルピーリング)は古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する施術です。
白ニキビや黒ニキビなど、炎症のないニキビへの効果が期待できます。
皮膚の再生も促しコラーゲンの生成も助けるため、肌質の改善にもつながります。
光フェイシャルは特殊な光を照射して、肌の深層にある細胞を活性化させる施術です。
ニキビやニキビ跡の赤みに反応する光を照射することで、拡張してしまった毛細血管を収縮させて赤みを改善します。
費用を抑えられる
エステでのニキビ治療は費用を抑えながら治療をおこなえるため、安くニキビを治療したい方におすすめです。
美容クリニックのニキビ外来では医師や看護師が在籍しており、医療機器を使用したニキビ治療を保険適用外でおこなうため費用が高額になりがちです。
一方、エステティシャンは医師免許を持っておらず、使用できる機器は医療機器に比べ出力が低くなっています。
エステでの施術は医療行為ではないため、保険適用外の医療行為よりも費用を安く抑えられます。
費用を抑えながらニキビを改善したい方は、エステでの施術を選択しましょう。
根本的なニキビの解消はできない
エステでの施術は医療行為ではないため、ニキビの根本的な改善はできない点には注意が必要です。
皮膚科やニキビ外来では、免許を保持した医師や看護師が医療機器を使用して治療をおこないます。
内服薬や外用薬の処方も受けられるため、自宅でのケアも並行することでより効果が期待できます。
反対に、エステでは表面的なケアやリラクゼーションが中心であり、ニキビに対して医学的なアプローチやニキビの根本的な治療はおこなえません。
費用を安く抑えつつニキビを根本から改善したい方は、保険適用内で治療を受けられる皮膚科を受診しましょう。
まとめ

「今あるニキビを早く治したい」「ニキビが再発しないよう根本的に改善したい」など、人によって希望するニキビ治療が異なります。
- ニキビの治療施術には薬物療法や面皰圧出・ケミカルピーリングなどがある
- 皮膚科では保険適用の治療が中心で、費用を抑えながらニキビ治療ができる
- ニキビ外来は重度のニキビやニキビ跡の治療もおこなえるが費用が高額になりがち
- エステでは費用が安いが医療行為をおこなえないため、ニキビの根本治療はできない
皮膚科やニキビ外来は医療機器を用いた施術が可能で、ニキビの根本からの改善が期待できます。
特に、ニキビ外来では重度のニキビや、以前にできてしまったニキビ跡に対しても治療がおこなえます。
ニキビの治療は皮膚科やニキビ外来・エステなどでおこなえますが、費用や施術内容が異なるため希望する治療や予算に合わせて最適な場所を選びましょう。

どこに行ってもニキビが治らない

ニキビが治ってもまた再発してしまう

治療を始めてから悪化しているような気がする

今のニキビ治療をこのまま続けても大丈夫?
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MBCのニキビ治療とは?
- 美容皮膚科との連携
ニキビ治療だけでなく、ニキビ跡の治療や美肌治療など、幅広いニーズに対応可能 - 最新機器の導入
最新のレーザー機器や治療法を取り入れ、効果的な治療を目指している - 女性医師による丁寧な診察
女性医師が診療を担当しているため、女性ならではの悩み相談もしやすい - 完全個室
プライバシーに配慮した完全個室での施術が受けられる - 土日祝日も診療
平日忙しくて通院できない方も利用しやすい
ニキビの状態別
おすすめのニキビ治療
白や黒のポツポツしているニキビ | 赤く腫れているニキビ | 黄色く膿んでいるニキビ | ニキビ跡 |
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殺菌作用のある洗顔料やローションがおすすめ | 炎症を抑えるローションやクリームがおすすめ | 抗生物質配合の塗り薬がおすすめ | ニキビ跡の種類に合わせた治療がおすすめ |
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監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
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