口周りにできるニキビの原因は?予防方法や治し方を解説!

「口周りにニキビができやすい」
「口周りのニキビの予防法が知りたい」
という方も多いのではないでしょうか。
Uゾーンと呼ばれる口周りは、乾燥やホルモン・胃腸の調子など、さまざまな原因によってニキビができやすくなります。
この記事では、口周りにできるニキビの原因や予防法を解説します。
正しいスキンケア方法や口周りにできるニキビの治し方も紹介するため、参考にしてみてください。
口周りにできるニキビの原因は?

口周りにできるニキビはホルモンや胃腸の影響を受けやすいとされています。
口周りにニキビができる原因は以下のようなものがあります。
- 乾燥
- ホルモンの乱れ
- 摩擦や刺激
- 胃腸の不調
- ストレス
- 睡眠不足
Uゾーンとも呼ばれる口周りは乾燥しやすく、皮膚が薄いためニキビができやすい部位です。
肌は乾燥していると潤いを補うため、皮脂を多く分泌しようとします。
すると、過剰分泌された皮脂は毛穴に詰まり、ニキビの元となるコメドが発生します。
口周りのコメドはザラザラとしており小さいため目立ちませんが、放置すると炎症を起こしてニキビへと悪化する可能性があるため早期のケアが重要です。
「思春期の頃から口周りにニキビができやすくなった」「生理の前後はニキビが増加する」という方も多いのではないでしょうか。
口周りはホルモンの影響を受けやすく、ホルモンの乱れによってニキビが発生する場合があります。
特に、女性の場合は生理周期によってホルモンの分泌量が変化するため、定周期に口周りにニキビを繰り返してしまう方も少なくありません。
口周りのニキビは摩擦や日常の刺激が原因になることもあり、マスクのこすれや頬杖、髭・産毛剃りには注意が必要です。
皮膚は摩擦や刺激が加わり続けると防御機能が働き、角質が固くなる性質があります。
毛穴周辺の角質が固くなると皮脂や汚れが溜まりやすくなり、アクネ菌のエサとなってニキビができやすくなります。
また、口周りは胃腸との関りが大きく、偏食や食生活の乱れがニキビの原因となる場合もあります。
胃腸はストレスや睡眠不足によっても働きが低下しやすいため、十分な休息を取ってストレスをため込まないよう心がけましょう。
唇にできるニキビの原因は?
口周りのニキビに悩まされている方の中には「唇にニキビができる」という方もいるのではないでしょうか。
唇にできるニキビはニキビのように見えて、他の病気が原因になっている可能性もあるため注意が必要です。
- 口唇ヘルペス
- 口角炎
- 口唇炎
口唇ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス」と呼ばれる感染症の一つです。
症状は唇や口周りに発疹や水ぶくれ・潰瘍などが発生し、ニキビと誤認してしまう方も少なくありません。
睡眠不足やストレスなどで発症することが多く、ピリピリ感やチクチク感があり抗ウィルス剤による治療が必要です。
また、口唇ヘルペスは感染した人との食器やタオルの使いまわしなどによっても感染する場合があります。
口周りにニキビに似たような発疹や水ぶくれができた場合は、早急に病院を受診しましょう。
口角炎や口唇炎は乾燥や外的刺激・ビタミン不足が主な原因ですが、まれに細菌の感染などが原因の場合もあるため注意が必要です。
セルフケアをする場合はリップクリームなどで保湿し、ビタミンB2やB6を多く含む食品を摂取しましょう。
長期に渡って治らない場合は、カンジダのような真菌や細菌による感染症の可能性があります。
「口周りのニキビがいつもと違う」「なかなか治らない」という場合は、皮膚科を受診してみましょう。
口周りにできるニキビのスキンケア方法

「しっかり洗顔しているのにニキビができやすい」「化粧品にこだわっているけれどニキビが改善されない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
特に、口周りのニキビは大量に発生する場合や、何度も繰り返してしまうケースも少なくありません。
口周りは皮膚が薄くニキビ痕になりやすいため、正しいスキンケアをおこなって早期の対策が重要です。
まずは、日ごろのスキンケアを見直して、口周りにニキビができないようにしましょう。
- 丁寧なクレンジング
- 優しく洗顔
- 充分な保湿ケア
- 適切な基礎化粧品選び
クレンジングや洗顔は余分な皮脂や、メイク汚れを落とすために重要です。
しかし、強くこすったりスクラブ入りのものを頻繁に使ったりすると、乾燥や刺激が強くなりニキビの原因となります。
洗顔は1日に2回おこない、しっかりと泡立てて皮脂の多いTゾーンから洗い始めます。
強くこすったり長時間洗顔料を肌に付けたりしていると、乾燥の原因となるため優しくなでるように洗い、20秒~30秒程度で洗い流しましょう。
夜はクレンジング剤を使用して、余分なメイク汚れや皮脂をしっかりと落とします。
クレンジングや洗顔料は洗浄成分が強すぎない肌に優しいものを使用し、優しく丁寧におこなうことがポイントです。
また、シャンプーやコンディショナーの成分が肌に残っていると、ニキビや肌荒れの原因となるため、洗顔は最後におこないましょう。
洗顔後は肌質や肌の状態に合わせて、十分に保湿をおこないます。
ニキビができやすい人や、すでにニキビができてしまっている場合は、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品がおすすめです。
専門機関によって、ニキビの原因となるコメドができにくいことが確認されている化粧品。
口周りにできるニキビは適切な基礎化粧品を使用し、正しいスキンケアをおこないましょう。
口周りにできるニキビの予防方法

口周りのニキビは再発しやすく、ニキビ跡になりやすいため、発生してしまう前にしっかりと予防しておくことが重要です。
- 正しいスキンケア
- 生活習慣を整える
- 肌への刺激を避ける
- 十分に保湿する
口周りは乾燥やホルモンバランス・胃腸の働きなど、さまざまな要因によって発生するため、スキンケアだけでは防げません。
栄養バランスの整った食事を心がけ、ターンオーバーを促進したり、肌荒れを修復したりする働きのあるビタミン類を意識して摂取しましょう。
栄養素 | 働き | 多く含まれる食品 |
---|---|---|
ビタミンA | ・皮膚や粘膜を健康に保つ | レバー・卵黄・バター |
ビタミンB2 | ・細胞の再生や保護 ・抗酸化作用 | アーモンド・納豆・うなぎ |
ビタミンB6 | ・ホルモンバランスを整える | 肉・魚・バナナ |
ビタミンC | ・コラーゲンの生成 ・抗酸化作用 | 柑橘類・キウイフルーツ・ブロッコリー |
睡眠不足や過度なストレスもホルモンバランスを崩す原因となり、ニキビができやすくなってしまいます。
質の良い睡眠を十分に取り、定期的にリフレッシュをしてストレスをため込まないようにしましょう。
また、マスクや頬杖・口周りのムダ毛処理など、肌への刺激もニキビの原因となる可能性があります。
マスクは不要な際はできるだけ外し、ムダ毛処理は電気シェーバーを使用するなど、肌に刺激が加わらないよう注意が必要です。
口周りの肌が乾燥してしまった際は、十分に保湿してニキビができにくい肌を保ちましょう。
口周りにできるニキビ肌にお悩みなら皮膚科に相談!

「ニキビが口周りに繰り返しできる」「ノンコメド化粧品を使っても効果が出ない」とお悩みの方には、皮膚科での治療をおすすめします。
皮膚が薄く皮脂の分泌が多い口周りはコメドができやすく、放置していると赤ニキビや黄ニキビへと進みやすい部位です。
炎症や膿が発生しているニキビはセルフケアによって完治させることが難しく、ニキビ跡やクレーターができる原因となります。
皮膚科では医薬品による治療や、ピーリング・光治療などが受けられます。
- 処方薬による治療
- ニキビ圧出(面ぽう圧出)
- ピーリング
- イオン導入
- 光治療
処方される薬は市販薬と異なり、アクネ菌を殺菌したり、高い抗炎症作用のある薬が用いられます。
また、皮膚科でのニキビ治療は保険適用となる場合もあり、3割負担での治療が可能です。
口周りだけでなく唇にも発疹や水ぶくれなど、ニキビに似た症状がある場合は口唇ヘルペスなど病気の可能性もあります。
「口周りにニキビができやすい」「なかなか治らない」という方は、皮膚科に受診してみましょう。
まとめ

口周りにはニキビができやすく、悪化したりニキビ跡になったりする可能性があるため早めのケアが重要です。
- 口周りにできるニキビの原因は乾燥や摩擦・ホルモンの乱れ・胃腸の不調などがある
- 唇にできるニキビは口唇ヘルペスや口角炎・口唇炎の可能性がある
- ノンコメドジェニックテスト済み化粧品はコメドができにくいためおすすめ
- 口周りのニキビは生活習慣や食生活を整えることが重要
- 皮膚科では保険適用内でニキビ治療が受けられる
ニキビは皮膚病の一種のため、悪化したり再発したりする場合は、皮膚科を受診して早めに治療をおこないましょう。
ニキビは皮膚科で一緒に治そう

どこに行ってもニキビが治らない

ニキビが治ってもまた再発してしまう

治療を始めてから悪化しているような気がする

今のニキビ治療をこのまま続けても大丈夫?
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MBCのニキビ治療とは?
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ニキビの状態別
おすすめのニキビ治療
白や黒のポツポツしているニキビ | 赤く腫れているニキビ | 黄色く膿んでいるニキビ | ニキビ跡 |
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殺菌作用のある洗顔料やローションがおすすめ | 炎症を抑えるローションやクリームがおすすめ | 抗生物質配合の塗り薬がおすすめ | ニキビ跡の種類に合わせた治療がおすすめ |
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監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
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