ベピオゲルの効果について|皮膚科でのニキビ治療薬

ニキビ治療薬「ベピオゲル」の効果とは

ベピオゲルとは、「過酸化ベンゾイル」が含まれるニキビ治療薬です。 過酸化ベンゾイルは主に以下の作用を持つ成分です。

過酸化ベンゾイルの作用
    • 抗炎症作用
    • 抗菌作用
    • ピーリング作用
    • 抗酸化作用

過酸化ベンゾイルは悪化したニキビを鎮めると共に、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑えるはたらきをする成分です。 また、角質をつなぐ細胞の結合を緩める作用もあるため、古い角質がはがれやすくなります。 これにより毛穴をふさぐ角栓の形成や肥厚が抑制されるので、ニキビの根本原因である「毛穴詰まり」が起きにくくなりニキビ予防にも効果的。 ニキビの改善に加えて、美肌治療でよく用いられるピーリングに似た作用によりニキビの予防や美肌効果も期待できます。 また、従来のニキビ治療薬の多くは抗生剤であり、長期間の使用で菌が抵抗力を持ってしまう「耐性菌」という問題がありました。 ベピオゲルは現在のところ耐性菌が確認されておらず継続的なニキビ治療可能となっています。

ベピオゲルの副作用

過酸化ベンゾイルの強い抗酸化作用により、使い初めは次のような副作用を生じることがあります。

ベピオゲルの副作用
    • 赤み
    • かゆみ
    • ヒリヒリ感
    • 皮膚に粉がふいたようになる
    • ガサガサ感

※持病やアレルギーがある場合は事前に申請してください。
※他の薬と併用するときは医師に相談してください。
※妊娠中、授乳中は使用できません。

これらの症状は、皮膚が薬の成分に慣れる過程で現れる副作用で、徐々に治まります。 しかし中には副作用が強く出てしまい、治療を中断せざるを得ないケースがあるのも事実です。 ベピオゲルは一定期間の治療で効果を発揮する薬なので、中断するのはもったいないこと。 症状を軽減する方法として、薬を塗って10~15分ほどたったら洗い流すという手法があります。 薬の成分は10~15分程度で浸透するので洗い流しても問題ありません。 副作用が辛いと感じた方は試してみてください。

ベピオゲルの使い方

ベピオゲルは1日1回、患部だけでなく顔全体に塗布します。

    1. 洗顔して肌を清潔な状態にする
    2. 化粧水と乳液でしっかりと保湿 ※できれば低刺激性のノンコメドジェニックのものを選んでください。
    3. ベピオゲルを塗布する ※眼のまわり、口唇、その他の粘膜、傷口は避けてください。
    4. 手に付いたベピオゲルを洗い流す

 

肌の保湿はベピオゲルの副作用を抑えてくれる効果もあるので、しっかりと行いましょう。 ベピオゲルは顔全体への塗布が推奨されていますが、かぶれが不安な場合は狭い範囲で3日程度試してから徐々に塗り広げてみてください。 また、ベピオゲルには脱色作用があるので、髪や洋服に付かないよう注意が必要です。 就寝前に塗る場合は、寝具に付くことも考えられるのでタオルなどでカバーしておくと良いでしょう。 なお、ベピオゲル使用中は紫外線や摩擦など外的刺激を受けやすいので、患部に直射日光や刺激を加えないよう注意してください。

ベピオゲルでよくある質問

ベピオゲルは効果が出るまでどのくらいかかる?

ベピオゲルの効果を実感できるのは、2週間~3ヵ月程度経ってからとなります。 期間に幅があるのは、ニキビの状態や個々の体質による個人差があるためです。 前述のように薬剤が肌に慣れるまでは副作用を伴うこともあるので、「効果がない」「肌状態が悪くなった」と捉え、治療を中断する方も一定数見られます。 ベピオゲルは一定期間しっかり塗って効果を発揮する薬なので、医師の指示に従い治療を続けてみてください。

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監修医師

立花 義浩

資格
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
経歴
北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

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