ディフェリンゲルの効果や副作用について|皮膚科でニキビ治療

ディフェリンゲルとは

ディフェリンゲルとは、保険が適用されるニキビ治療薬のことです。保険適用がされるので安く使用できる点が特徴で、世界80か国以上で使用されています。日本でも2008年に認可されて以来、多くのニキビに悩んでいる患者を治療している実績の豊富な治療薬です。

ディフェリンゲルの効果

ディフェリンゲルのニキビへの効果

ディフェリンゲルは、ニキビの進行を抑えたり防いだりといった効果があります。なぜなら、ディフェリンゲルを使用することで毛穴の詰まりを改善して皮脂が溜まらないようにできるからです。

毛穴が狭くなったり皮脂が溜まったりしなければ、ニキビの発生を抑えられるでしょう。もちろん、ニキビが進行してしまって炎症を起こしている赤ニキビに関しては、ディフェリンゲルだけでは完治させるのは難しいため、外用薬や内服薬との併用がおすすめです。

ディフェリンゲルのいちご鼻への効果

いちご鼻になってしまう原因は、毛穴に皮脂が詰まってしまうことです。角栓が毛穴を塞いでしまうので皮脂が外に出ることができずに毛穴に詰まったままで酸化してしまい、徐々に黒ずんできます。

ディフェリンゲルを使用することで毛穴のつまりの改善効果が期待できます。つまり、毛穴を狭くすることはできなくても、毛穴のつまりを改善できるのでいちご鼻にも効果があると考えられています。

ディフェリンゲルの使い方

ディフェリンゲルの使い方に関しては、10~20代の皮脂が多く分泌される人で、なおかつニキビが顔全体に広がっているなら顔全体に1日1回程度塗るのがおすすめです。

一部にしか出ていない場合は、患部に塗るだけで問題ありません。塗る前には、顔全体を洗顔しておきましょう。ちなみに、化粧水などで保水・保湿ケアをする場合は、ケアをしてから塗るようにします。また、目元や口の周辺などの皮膚が薄い部分には塗らないように注意が必要です。

ディフェリンゲルの副作用

ディフェリンゲルを使用する全ての人に副作用が出るわけではありませんが、中には副作用が出る場合もあります。ディフェリンゲルの副作用は、乾燥やかゆみ、赤みなどで、不快感を感じることもあります。

もし副作用が出たら、すぐに医師に相談してみてください。勝手に使用を中止すると、ニキビは改善されないままになってしまいます。まずは医師に相談して、中止するか続けるかを決めましょう。

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監修医師

立花 義浩

資格
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
経歴
北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。