赤ニキビの治し方や原因とは?早く治すための対処法や予防について解説

「赤ニキビの治し方は?」「即効で治す方法はある?」

赤く腫れあがったニキビが顔にできると、鏡を見るたびに落ち込んでしまい、外出するのも嫌になってしまいますよね。

特に、痛みを伴う赤ニキビはついつい気になって触ってしまい、悪化させてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、赤ニキビを早く治すための対処法や予防方法について詳しく解説していきます。この記事を読めば、赤ニキビの原因をしっかり理解し、正しいケアを行えるようになります。

現在赤ニキビにお悩みの方も、大切な予定が控えていて絶対に赤ニキビを作りたくないという方も、ぜひ参考にしてみてください。

赤ニキビって治せるの?

ニキビ肌

大事な予定の前に赤ニキビができてしまうと、気分が下がってしまいますよね。

早く治したいと思う方も多いでしょうが、実際にはどうすれば良いのでしょうか。

1日で治すことは難しい

赤ニキビは、皮膚の深層で炎症が進んでいるため、1日で治すことは難しいです。

この炎症は、通常のスキンケアではすぐに抑えられない場合が多く、完全に治すには時間がかかります。

腫れや赤みを抑えて目立たなくすることは可能ですが、根本的な治療には数日から数週間かかることが一般的です。

短期間での改善を目指すのではなく、新たな赤ニキビを防ぐためにも、時間をかけてしっかりとケアすることが大切です。

赤ニキビの基本のケア

赤ニキビを早く治すためには、まず炎症を抑えることが大切です。

特に、赤ニキビが化膿した黄ニキビに進行する前に、早めに抗炎症作用のある薬を使用することが効果的です。市販薬にも炎症を抑える成分が含まれているものが多く、悪化する前に早期に対処することが重要です。

また、赤ニキビを触ることや潰すことは絶対に避けるべきです。触れることで雑菌が入り込み、さらに炎症を悪化させてしまうリスクが高まります。

加えて、普段のスキンケアでも、刺激の強い成分を避け、肌を優しく扱いましょう。

なお、セルフケアだけで効果が出ない場合には、皮膚科での専門的な治療を受けることも検討してください。

赤ニキビができる原因とは?

頬に手を添える女性

赤ニキビができる原因を紹介します。原因を理解すれば、今後の赤ニキビの予防にもつながりますので、ぜひチェックしてください。

そもそも赤ニキビとは

赤ニキビとは、皮脂が毛穴に詰まってできる白ニキビが悪化し、炎症を引き起こした状態です。

最初は毛穴の中に皮脂が溜まり、それが白ニキビとして現れます。しかし、適切なケアがされないまま放置すると、毛穴内でアクネ菌が繁殖し、炎症が進行して赤く腫れた赤ニキビへと変わってしまいます。

炎症が進むと、さらにひどい状態である黄ニキビや膿を伴うニキビに進行することもあります。

赤ニキビは見た目の悩みだけでなく、触れると痛みを感じることも多く、早めにケアすることが重要です。この段階での適切な対処が、悪化を防ぎ、早期の改善につながります。

毛穴がつまる原因

赤ニキビの原因となる毛穴詰まりは、主に皮脂の過剰分泌によって引き起こされます。

皮脂の増加は、生理前のホルモンバランスの変化や、乾燥によって皮膚が肌を守ろうとすることなどが原因で起こります。また、食生活の乱れや脂っこい食べ物の摂取も、皮脂の分泌を増やす要因となります。

これらの要因が重なると、毛穴が詰まり、ニキビができやすい環境が整ってしまいます。日常生活でこれらのリスクを軽減することで、赤ニキビの予防につながります。

赤ニキビができやすい場所

赤ニキビは特定の場所にできやすい傾向があります。特に額や鼻などのTゾーンは、そもそも皮脂の分泌が多いエリアです。皮脂量が多いため、毛穴が詰まりやすく、赤ニキビが発生しやすくなります。

また、Uゾーンや頬は、外部からの刺激を受けやすく、炎症が起こりやすい場所です。例えば、手で頻繁に触ったり、髪の毛が当たることで刺激を受け、赤ニキビができやすくなります。

さらに、Uゾーンはホルモンバランスの影響も受けやすいため、大人ニキビが発生しやすい場所でもあります。

これらのエリアの皮脂分泌や刺激を日常的にコントロールすることが、赤ニキビの予防に役立ちます。

赤ニキビを早く治すための対策

塗り薬

赤ニキビができてしまったら、一刻も早く治したいですよね。

ここからは、赤ニキビを早く治すための対策について紹介します。正しいケアを理解して、できるだけ早く改善を目指しましょう。

皮膚科を受診する

赤ニキビができた際に、早く治したいなら皮膚科を受診するのが最も効果的です。自己判断で市販薬を使うよりも、専門医に診てもらい、原因を特定してもらうことで、適切な治療が可能になります。

皮膚科では、外用薬や内服薬など、ニキビの状態に応じた薬が処方されるため、症状に合わせたケアができます。外用薬では、炎症を抑えるクリームやゲル、内服薬では抗生物質やビタミン剤などが処方されることが一般的です。

特に、繰り返しできる赤ニキビや、治りが遅い場合には、セルフケアだけではなく、皮膚科での診断を受けることで、より効果的な治療が期待できます。

優しく洗顔する

赤ニキビができた肌には、優しく洗顔することが重要です。

1日に何度も顔を洗うと、逆に皮脂を過剰に取り除いてしまい、肌が乾燥しやすくなります。これが原因で、肌は自らを守ろうとしてさらに皮脂を分泌し、毛穴を詰まらせてしまうことがあります。

そのため、洗顔は朝と夜の1日2回にとどめ、ゴシゴシ洗わず、優しく泡で包むように洗いましょう。また、洗顔料も刺激の少ないものを選ぶことが大切です。洗顔後は、すぐに保湿を行い、乾燥を防ぐことが赤ニキビの早期改善に繋がります。

過剰な洗顔や、力を入れて洗う行為は赤ニキビを悪化させる原因となるため、優しく丁寧なケアを行いましょう。

適切なスキンケアを行う

赤ニキビができた時には、症状に応じた適切なスキンケアを行いましょう。

特に水分と油分のバランスを整えることが重要です。過剰な油分を避けることはもちろんですが、乾燥もニキビの原因となるため、水分補給が必要です。

化粧水で肌にたっぷりと水分を補給し、その上でクリームなどの最低限の油分で肌に蓋をすることで、バランスの取れた状態を保つことができます。

また、オイルフリーや毛穴を詰まらせにくいノンコメドジェニックの製品を選ぶことで、ニキビの悪化を防ぐことができます。

過剰なスキンケアや、刺激の強い成分を含んだ化粧品を使用することは避け、シンプルで肌に優しいケアを心がけましょう。

刺激を避ける

赤ニキビができた肌には、できるだけ刺激を与えないようにすることが大切です。

大前提として、手は常に雑菌が付着しているため、赤ニキビを触らないように注意しましょう。触れることで炎症が悪化し、治りが遅くなる原因となります。

また、外出時には物理的な刺激から肌を守るために、ニキビパッチの使用も効果的です。ニキビパッチは、直接ニキビに触れることを防ぐだけでなく、外部からの刺激を軽減する効果があります。

さらに、紫外線も赤ニキビにとって刺激となるため、日焼け止めをしっかりと塗ることで、紫外線から肌を守りましょう。日常生活でのちょっとした工夫が、赤ニキビの早期改善に大きく影響します。

治らない赤ニキビの対処法は?

指で頬を抑える女性

基本的な赤ニキビ対策を行っても、なかなか改善しないことがあるものです。ここからは、そんな治らない赤ニキビへの対処法について紹介します。

面ぽう圧出を行う

赤ニキビがなかなか治らない場合、面ぽう圧出が有効場合があります

面ぽう圧出は、皮膚科で行う治療法で、詰まった皮脂やアクネ菌を物理的に取り除く施術です。自宅で無理にニキビをつぶすと、炎症が悪化してしまう恐れがありますが、専門医が行う面ぽう圧出なら安全にニキビを改善することができます。

特に、スキンケアや市販薬では効果が見られなかった頑固な赤ニキビにも有効で、一度の施術でニキビが落ち着くこともあります。

圧出用のコメドプッシャーはドラッグストアなどで簡単に購入できますが、自己流で行うと逆効果となる恐れがあるため、必ず皮膚科で処置してもらいましょう。

美容皮膚科での施術を受ける

通常の内服薬や外用薬でも効果がない赤ニキビには、美容皮膚科での施術も検討しましょう。

例えば、ポテンツァやダーマペン、ピーリング、アグネスなどの治療法があり、ニキビの改善に効果を発揮することがあります。

ただし、これらの治療は保険適用外であり、一般の皮膚科では行われていないため、美容皮膚科や美容外科などでの施術が必要です。

費用がかかる点や、専門の医師による施術が求められるため、事前にしっかりとカウンセリングを受けることが重要です。

特に、ニキビ跡をできるだけ残さずに治したいと考えている方には、こうした美容皮膚科での治療が一つの選択肢となるでしょう。

生活習慣を見直す

治らない赤ニキビの原因には、生活習慣の乱れが関係していることも少なくありません。

食事の栄養バランスや睡眠時間の確保は、肌の健康に直結しています。例えば、脂質や糖分の多い食事は、皮脂の分泌を促し、ニキビを悪化させることがあります。

また、睡眠不足も肌のターンオーバーを乱し、ニキビが治りにくくなる要因です。赤ニキビが治らない場合は、まずは食生活の改善や、質の良い睡眠を心がけましょう。

生活習慣の見直しは時間がかかりますが、根本的な改善を目指すためには非常に重要な対策です。今後のニキビ予防にも繋がるため、積極的に取り組んでみてください。

ストレス管理を行う

ストレスも赤ニキビが治らない原因の一つです。ストレスが溜まると、ホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が増加し、ニキビができやすくなります。

そのため、ストレス管理をしっかりと行うことが大切です。例えば、ストレッチやヨガ、マッサージなどのリラクゼーションを取り入れたり、趣味に没頭する時間を作るなど、自分に合ったストレス解消法を見つけてみましょう。

また、仕事や生活環境の改善も、ストレスを軽減するために効果的です。

一見、ストレスとニキビは直接的には関係がなさそうに思えますが、長期的に見るとストレスを上手に管理することが、今後のニキビ予防に大いに役立ちます。心と体の健康を保ちながら、ニキビケアを行いましょう。

まとめ

今回は赤ニキビを早く治すための方法について解説しました。 本記事のポイントは次のとおりです。

    • ・赤ニキビは皮脂の毛穴詰まりが炎症化したもの
    • ・赤ニキビの原因となる皮脂の増加は、乾燥や食生活、ホルモンバランスの乱れから起こる
    • ・赤ニキビができたら、刺激を避けた上で適切な薬の使用、スキンケアを行う
    • ・治らない赤ニキビは、生活習慣やストレスを改善した上で、美容施術も検討する

 

赤ニキビは目立つだけでなく、痛みや痒みを伴うことも多く、気分が下がってしまう厄介な存在です。

1日での改善は難しいですが、正しいケアを続ければ必ず改善していきます。焦らずに日々のケアをしっかりと行いましょう。

また、赤ニキビがなかなか改善しない場合や繰り返しできてしまう場合は、迷わず皮膚科や美容皮膚科を受診することが大切です。

専門的な治療やアドバイスを受けることで、赤ニキビをより早く、確実に治すことができます。正しい知識と適切なケアで、健やかな肌を目指しましょう。

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監修医師

立花 義浩

資格
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
経歴
北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

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