ロゼックスゲルの顔のニキビや酒さへの効果|皮膚科で保険適用のニキビ治療薬
ロゼックスゲルとは
ロゼックスゲルとは、酒さ(赤ら顔)や毛包虫によるニキビ、ガン性皮膚潰瘍臭の治療薬です。
メトロニダゾールを有効成分とする水性ゲル製剤であり、菌の増殖を抑え、強い殺菌作用を発揮します。
特に、酒さ(赤ら顔)への有効性に優れており、世界80カ国以上で、承認取得されています。
日本では、酒さ(赤ら顔)の治療薬として2022年5月に保険適用され、酒さの治療薬の第一選択薬となっているのが特徴です。
ロゼックスゲルの効果
ロゼックスゲルの効果は、以下の通りです。
- 酒さ(赤ら顔)
- がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減
ロゼックスゲルは、「酒さ(赤ら顔)」「がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減」の効果が期待できます。
ロゼックスゲルには、「抗菌作用」「抗炎症作用」「免疫抑制作用」「活性酸素減少作用」などがあり、毒性や副作用が少ないのが特徴です。
これらの作用から、酒さ(赤ら顔)やニキビなどの肌悩みを改善に導くことが可能となります。
ニキビの治療薬として
ロゼックスゲルは、ニキビの治療薬として使用されています。
ニキビの主な原因は、「毛穴のつまり」「皮脂の過剰分泌」「アクネ菌の増殖」ですが、中には毛包虫が繁殖・悪化することでニキビの原因となっていることがあります。
毛包虫(別名:ニキビダニ / 顔ダニ)とは、どんな人の皮膚にも常在しているダニで、通常は悪さをすることはありません。
しかし、毛包虫が繁殖・悪化することで、ニキビや皮膚炎を引き起こすこともあり、そのニキビは「毛包虫性ざ瘡」と呼ばれています。
ロゼックスゲルは、毛包虫やニキビ菌の増殖を抑え、抗菌する作用が期待できるため、毛包虫によるニキビの治療薬として使用されているのです。
酒さの治療薬として
ロゼックスゲルは、酒さの治療薬として使用されています。
酒さ(赤ら顔)は、慢性の皮膚疾患で、鼻や頬、額などを中心に赤みやニキビのような症状がでます。
酒さの原因は明らかになっていませんが、ロゼックスゲルが世界的にも酒さ(赤ら顔)の治療に有効とされています。
2022年5月には、酒さ(赤ら顔)の治療薬として保険適用ともなっており、副作用が少ないことでも知られています。
ロゼックスゲルは保険適用できる?
ロゼックスゲルは、2022年5月より酒さの治療薬として保険適応が認められています。
そのため、酒さの治療で使用する場合には、費用を抑えることが可能です。
薬局やドラッグストアなどで購入することはできないため、ロゼックスゲルの使用を希望している場合にはクリニックで処方を受けましょう。
ロゼックスゲルは基本的に副作用が少ない薬剤ですが、まれに皮膚のかゆみ・赤み・灼熱感・乾燥・つっぱり感・かぶれなどの症状がでてしまうことがあります。
これらの症状が出た場合には、ロゼックスゲルの使用を中止し、クリニックに相談することをおすすめします。
監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。