シミは何歳からできる?年齢別に原因を解説!

老けや疲れなどの印象を与えてしまうシミ。

気を付けていても、いつの間にか発生しているため、頭を悩ませている人も多いでしょう。

本記事では、シミは何歳からできてしまうのかについて詳しく解説します。

また、年齢別にできやすいシミの種類と原因についてもお話しいたしますので、ぜひ参考にしてください。

シミは何歳からできる?

いつの間にか発生しているシミを見つけて「いつシミができたのだろう…」と考えたことがある方も多いでしょう。

若くてもシミができてしまう人もいれば、年齢を重ねてもシミひとつない人もいるため、シミは何歳からできるのか疑問を感じますよね。

結論から言えば、シミは30代からできやすくなる傾向にあります

そもそもシミは、肌内部にメラニン色素が肌に停滞して沈着することによって発生します

紫外線など刺激がメラノサイトに伝わると、肌を守るためにメラニン色素を生成します。

そのメラニン色素は、肌のターンオーバーで古い角質や汚れなどと一緒に排出されるのが一般的です。

しかし、なんらかの原因で、メラニン色素の排出が追い付かなくなってしまうと、排出しきれなかったメラニン色素が肌に留まり、シミをつくりだしてしまいます

原因のひとつとして考えられるのは「加齢」です。年齢を重ねると新陳代謝が下がり、ターンオーバーの周期も長くなります。

ターンオーバーの周期
  • 10代…約20日
  • 20代…約28日
  • 30代…約40日
  • 40代…約55日
  • 50代…約75日

ターンオーバーの周期が長くなることで、メラニン色素が肌に停滞しやすくなるため、シミができやすくなってしまうのです。

ただ、10代20代の若い年代でも、ターンオーバーの乱れやメラニンの過剰生成などが原因でシミができてしまうこともあることを覚えておきましょう。

シミができる年齢を年齢別に解説!

シミは大きく4つの種類に分けられ、シミの種類によって原因が異なります。

主なシミの種類
  • 老人性色素班
  • 炎症後色素沈着
  • 肝斑
  • そばかす(雀卵斑)

ここでは、年代によってできやすいシミの種類と原因について詳しく解説します。

10代でできるシミの種類と原因

10代でできる主なシミの種類は、そばかす(雀卵斑)と炎症後色素沈着です

10代はとくにそばかすが増えやすい時期であり、その原因は遺伝的な要素が強いと言われています

実は、そばかすは幼少期に現れ、思春期を迎えると成長ホルモンや屋外での活動などの影響で数を増やし、濃くなっていきます。

また、思春期には、ホルモンの働きによる皮脂の過剰分泌によって、ニキビができやすくなるのが特徴です。

ニキビの炎症で肌がダメージを受けることで、炎症後色素沈着というシミを発生させてしまうケースもあります。

20代でできるシミの種類と原因

20代でできる主なシミの種類は、炎症後色素沈着・後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)です

炎症後色素沈着は、ニキビや発疹で起きた炎症や刺激の強い化粧品などの肌への刺激によってメラニンが過剰生成されることによって発生します。

社会人になり生活が不規則になりやすいことでニキビができやすくなる、社会人のマナーとしての毎日メイクをしなければならないなど、肌へダメージを与えやすくなることで炎症後色素沈着を起こしやすくなります。

また、20代では後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)にも注意が必要です

後天性真皮メラノサイトーシスは、20代前後で増えるあざの一種で、シミと分類されることもあります。

顔の頬骨や目尻、下まぶた、額などの周辺に斑点状の灰色や灰褐色シミのようなものが左右対称に現れるのが特徴です。

後天性真皮メラノサイトーシスの原因ははっきりとは分かっていませんが、遺伝的な要因が関連しているとも言われています。

30代でできるシミの種類と原因

30代でできる主なシミの種類は、肝斑と老人性色素斑です

肝斑は、顔の頬骨や額、口の周辺などに左右対称にできる褐色のシミで、30〜40代に現れます。

女性ホルモンの乱れが主な原因で、紫外線や肌へのダメージで悪化するとも言われています。

また、30代になると肌のターンオーバーの周期が長くなることから、メラニンの排出が追い付かずに肌に停滞することで老人性色素斑が徐々にできやすくなります。

40代でできるシミの種類と原因

40代でできる主なシミの種類は、老人性色素斑と肝斑、脂漏性角化症(老人性イボ)です

40代になると肌の保水力やバリア機能、修復能力の低下が見られます。

老人性色素斑と肝斑の主な原因は30代と同様ですが、脂漏性角化症は紫外線や加齢、遺伝的要因などが原因と言われています。

脂漏性角化症は、褐色~黒色の皮膚の良性腫瘍で、通常のシミ(老人性色素斑)とは異なり、肌に盛り上がりがあるのが特徴です。

悪性化することはありませんが、自然に消失することもなく、放置すると少しずつ大きくなってしまうことを覚えておきましょう。

年代別のシミの予防方法と対策方法

年代別のシミの予防方法と対策方法を紹介します。

年代主なシミの種類予防方法対策方法
10代・そばかす(雀卵斑)
・炎症後色素沈着
・紫外線対策
・生活習慣の改善
・適切なスキンケア
・ビタミンCの摂取
・光治療
・レーザー治療
・ケミカルピーリング
20代・炎症後色素沈着
・後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
・紫外線対策
・摩擦の回避
・生活習慣の改善
・適切なスキンケア
・ケミカルピーリング
・光治療
・レーザー治療
30代・肝斑
・老人性色素斑
・紫外線対策
・摩擦の回避
・生活習慣の改善
・トラネキサム酸の服用
・光治療
・レーザー治療
40代・老人性色素斑
・肝斑
・脂漏性角化症(老人性イボ)
・紫外線対策
・摩擦の回避
・生活習慣の改善
・光治療
・レーザー治療
・トラネキサム酸の服用
・液体窒素
・炭酸ガスレーザー

シミにはいくつかの種類があるため、シミに合った予防方法と対策を行うことが大切です。

年代別でできやすいシミは異なりますので、シミを作りたくない方はしっかりと予防を行いましょう。

シミで共通するもっとも有効な予防方法は、紫外線対策です。

晴れの日はもちろん、曇りや雨の日なども紫外線量が0%になることはありませんので、忘れずに紫外線対策を行うのがよいでしょう。

万が一シミができてしまっても、シミの改善が見込める対策もありますので、シミの改善を希望される方はクリニックに相談してくださいね。

まとめ

今回の記事のポイントは、以下の通りです。

  • シミは30代からできやすくなる
  • シミの主な原因は、肌内部にメラニン色素が停滞することによって沈着を起こすこと
  • 主なシミの種類は「老人性色素班」「炎症後色素沈着」「肝斑」「そばかす(雀卵斑)」
  • 年代によってできやすいシミの種類や原因は異なる
  • シミに合った予防方法と対策を行うことが大切

「シミは何歳からできるのだろう…」と悩んでいる人も多いでしょう。

シミには個人差がありますが、シミは30代からできやすくなる傾向にあります。

シミの主な原因は、肌内部にメラニン色素が肌に停滞することによって色素沈着を起こすことです。

基本的に、メラニン色素は肌のターンオーバーによって排出されますが、なんらかの原因でメラニン色素の排出が追い付かなくなってしまうと、排出しきれなかったメラニン色素が肌に留まり、シミをつくってしまいます。

ただ、シミにはいくつかの種類があり、シミによって原因は異なります。

また、年代によってできやすいシミの種類や予防方法・対策などは異なりますので、シミの種類をしっかりと見極めることが大切です。

万が一シミができてしまっても、シミの改善が見込める対策もありますので、シミの改善を希望される方はクリニックに相談することをおすすめします。

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老人性色素斑肝斑
老人性色素斑肝斑
日焼け跡に色素が沈着してしまったものホルモンバランスの乱れが原因
【効果的な治療法】
・レーザー治療
・外用内服治療
【効果的な治療法】
・ピコトーニング
そばかす炎症後色素沈着
そばかす炎症後色素沈着
雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれる小さなシミの集まりニキビや虫刺されに伴う炎症
【効果的な治療法】
・ピコスポット
【効果的な治療法】
・外用内服治療

美容皮膚科でシミ治療

美容皮膚科でできるシミ治療の種類

  • ケミカルピーリング
    皮膚表面の角質を除去してターンオーバーを整える
  • イオン導入
    皮膚に微弱な電流を流して美容成分を肌の奥に浸透させる
  • ピコレーザー
    レーザーを照射し、メラニン色素を破壊
  • ダーマペン
    細い針で皮膚表面に穴を作り、自然治癒力やターンオーバーを整える
  • ポテンツァ
    ダーマペンの進化版。針先から出す熱エネルギーで肌細胞を活性化させる
  • フォトフェイシャル(ステラM22)
    6種類の波長フィルターを症状別に選んでアプローチ

更にこれらのシミは
保険適用で治療できる可能性があります

太田母斑扁平母斑
太田母斑
アザのようなシミで顔の片側にみられることが多い茶色いシミのようなもので身体のどこにでも生じる
異所性蒙古斑外傷性色素沈着
外傷性色素沈着
お尻の周辺ではない部位にあり、大人になっても消えないようなシミケガなどの外傷が原因で生じた、シミやアザ

皮膚科でシミ治療

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監修医師

立花 義浩

資格
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
経歴
北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

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