シミ取りレーザー後の経過はどうなる?かさぶたにならないのは何日目から?
- シミ取りレーザー治療後の経過を知りたい!
- ダウンタイムはどのくらいかも気になる…
シミの治療をしたいけど、施術後の経過やどのくらいで仕事や学校に行けるのか気になりますよね。
シミ取りレーザー治療を受けた場合、一般的なシミであればダウンタイムは1週間~10日程度。
肌の奥底にあったシミは、かさぶたとなってペロリと剥がれ落ちます。
ただし、治療後に気を付けるべきことやリスクもあります。
そこで今回は、シミ取りレーザー治療後の経過やリスク、アフターケアについても詳しく解説します。
シミ取りレーザー治療後の経過について
シミ治療にはさまざまな方法があり、シミの種類によって使用する機器、レーザーの出力や深層度は異なります。
レーザー治療はいずれも、シミの原因であるメラニン色素にはたらきかけ、体外に排出されやすくするという効果をもたらします。
そのなかでも強力なレーザーを用いた治療では、1~2回の施術で気になるシミがキレイに消えるケースがほとんどです。
これは紫外線をおもな原因とする「老人性色素班」という種類のシミ治療に広く使われる手法です。
強力なレーザーで破壊されたメラニン色素は、ターンオーバーによって押し上げられ施術後わずか1~2週間後にはかさぶたとなって剥がれ落ちます。
剥がれ落ちるという感覚は理解しづらいかもしれませんが、長年悩んだシミがシールを剥がすように外れる瞬間は感動もの。
ただし、最終的に治療の結果を左右するのはアフターケアです。
丁寧なアフターケアにより満足度の高い結果を得られやすくなります。
それでは、「老人性色素班」をレーザー治療した場合の経過から詳しく解説していきます。
シミ取りレーザー1日後
シミ取りレーザーを照射した部位は、軽いやけどを負った状態です。
そのため、施術直後は腫れや赤みなどの症状が現れ、ヒリヒリとした痛みを感じるでしょう。
この症状はほとんどのケースで当日中に治まり、赤みを帯びた皮膚は時間の経過とともに茶褐色に変化していきます。
また、3日ほど経つと治療箇所にかさぶたが形成されはじめます。
かさぶたができると施術前よりもシミが色濃く目立ちますが、シミ取り治療においては正常な経過です。
この時期は患部になるべく触れず、形成されたかさぶたを無理に剥がすことも避けてください。
治療に使用する機械によっては施術直後から患部に保護テープを貼りますが、その場合もテープに触れることを避け、できるだけ長く貼りっぱなしにします。
肌が再生される過程でかゆみがでることもありますが、患部をひっかかないよう注意が必要です。
MBCではピコレーザーを使用しており、施術後でもすぐにメイクをすることができます。
かさぶたになっている部分に、日焼け止めやコンシーラーを塗っても問題ありません。
治療直後から治療部分を隠すことができ、目立つこともないので、ピコレーザーの治療がおすすめです。
シミ取りレーザー1週間後
シミ取りレーザー治療から1~2週間が経過すると、患部にできたかさぶたは自然に剥がれ始めます。
保護テープを貼った場合は、テープと共にかさぶたがペロリと剥がれるでしょう。
かさぶたの下からはピンク色の新しい皮膚が現れ、ここから徐々に周りの肌色に近づいていきます。
ただし、かさぶたが剥がれたばかりの皮膚は非常に薄く、あらゆる刺激に敏感な状態。
そのためこの時期は保湿や紫外線対策を徹底し、摩擦を避けることがとても大切となります。
シミ取りレーザー1ヶ月後
治療から1ヵ月経つ頃には患部がまわりの皮膚となじみ、シミ取り治療の効果を実感できるでしょう。
しかしなかには、かさぶたが剥がれたあと茶色くなる、または患部の色が抜けて白く浮いてしまうこともあります。
症状 | 原因 |
---|---|
患部が白くなる (白斑化) | レーザーの熱ダメージで皮膚の色素細胞が正常に働いていない |
患部が茶色くなる (炎症後色素沈着) | レーザーの熱ダメージでメラニン色素が増幅している |
患部が白くなる白斑化は、レーザーの熱ダメージで一時的に皮膚の色素細胞が働かなくなる症状です。
また、色戻りとも呼ばれる炎症後色素沈着は元々のシミとは別物で、レーザーの熱ダメージによって現れるものです。
いずれの症状もそのほとんどは、3~6ヵ月の期間を経て通常の肌色に戻ります。
ただし、稀にそのままの状態が続くこともあります。
かさぶたにならないのは何日目から?
ここで、施術後のかさぶたについて不安の声が多く見られるので補足しておきましょう。
かさぶたがいつまでも剥がれない…傷跡として残るのでは??
かさぶたの剥がれる時期については、若い人ほど早く年齢が上がるにつれて時間を要する傾向にあります。
これは、年齢とともに衰えるターンオーバーのサイクルが大きく関係しています。
とはいえ、遅くとも2週間を経過する頃には剥がれてくるので、あせらず待ちましょう。
シミが濃い茶色のままでかさぶたができない!治療が失敗したの?
施術後、茶褐色または赤黒い状態のままで、かさぶたのように盛り上がらないケースもあります。
これは、かさぶたの一種で痂皮(かひ)という薄い皮膚が形成された状態と考えてよいでしょう。
痂皮が形成された場合でも、1~2週間後にはかさぶたと同じように剥がれてくるので、こちらもあせらず待ちましょう。
シミ取りレーザー後の炎症後色素沈着について
つづいては、先ほど触れた炎症後色素沈着について詳しく解説します。
シミ取りレーザー後に炎症後色素沈着を発症するケースは比較的多く、治療を受けた約半数の人に現れる症状です。
炎症後色素沈着とは?
ニキビや傷、虫刺され、かぶれなどによる炎症が起きた後にシミになって色素沈着したものを「炎症後色素沈着」と言います。
シミ取りレーザー後の炎症後色素沈着は、レーザーの熱によって皮膚に炎症が起き色素沈着したものです。
炎症後色素沈着は、かさぶたが剥がれたときすでに発症しているもの、そしてシミが薄くなりかけた施術1ヵ月後あたりに浮き出てくるものもあります。
炎症後色素沈着を完全に防ぐことはむずかしく、症状が出た場合でも3~6ヵ月程度で治るもの、そのまま残ってしまうものといった判断はできません。
この症状自体は、シミ治療において通常の経過といえるものですが、シミのある状態が長引くのは避けたいところでしょう。
炎症後色素沈着の原因としてもっとも多いのは不十分なアフターケアです。
ただ、体質も大きく関係していると言われています。
- 虫刺され跡が残りやすい
- ニキビ跡がなかなか消えない
- 日焼けしやすい
症状が出たときは、ハイドロキノンクリームやトラネキサム酸などの塗り薬を処方して早期改善させる方法が一般的です。
また、予防策としてトラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬で、身体の中から炎症後色素沈着の予防や改善を試みるケースもあります。
外的刺激で肌に跡が残りやすい体質の方は、どのような予防やアフターケアを得られるのか各クリニックにて確認しておくとよいでしょう。
シミ取りレーザー後のケア
シミ取りレーザー治療の成功を左右するのは、施術後のアフターケアです。
前項で述べたように、不十分なアフターケアによって炎症後色素沈着を引き起こすケースが非常に多いからです。
日常生活のなかで特に気を付けたいのは、おもに以下の5点。
- 十分な保湿
- 紫外線対策
- 摩擦を避ける
- 激しい運動を避ける
- 飲酒を控える
シミ取りレーザー後の患部は、水分を保つ能力が低い未熟な肌状態です。
シミの治療後は特に乾燥した状態から炎症に発展しやすいため、いつも以上に丁寧な保湿を心がけましょう。
また、紫外線や摩擦などの外部刺激も未熟な肌には大きなダメージとなり、そのままシミとなって残るケースもあります。
対策としては、帽子や日傘、日焼け止めクリームや飲む日焼け止めを服用し紫外線対策を徹底することです。
紫外線量は4月から増え始め8月ごろにピークとなるため、できれば冬季の治療がおすすめです。
つづいて、シミの治療後はできる限り患部への摩擦を避けなければなりません。
普段から横を向いて眠る方の場合、患部が布団で擦れることを避けるためにクッションなどを利用して上を向いて眠るように工夫しましょう。
そして患部への引っ掻き防止として、爪を短く切っておくことをおすすめします。
また、施術から1週間程度はお化粧や洗顔は避け、ぬるま湯で顔を流すのみにとどめたほうがよいでしょう。
1週間経過後もお化粧はやさしくパッティング、クレンジングは洗い流せるもの。
手やタオルで患部をゴシゴシと擦る行為は、色素沈着を作る原因となるためよくありません。
物理的な刺激のあるスクラブ洗顔は避け、泡で出てくるタイプの洗顔料、そしてスキンケア用品は刺激の少ないものを選びましょう。
クリニックから処方された軟こうがある場合は清潔な手でやさしく、または綿棒などを使ってなるべく肌を擦らないよう塗布してください。
最後に激しい運動や飲酒など、血行を促進するような行為は施術後の炎症を悪化させる可能性を高めるため、おすすめできません。
以上のように丁寧なアフターケアをおこなうことが、シミ取りレーザー治療の成功につながります。
まとめ
今回はシミ取りレーザー後の経過を中心に、詳しく解説しました。
1~2回の施術でシミが消えたという口コミなどを目にすると、簡単に治療できると考えるかもしれません。
しかし、レーザーを照射した瞬間にシミがなくなるわけではありませんし、ダウンタイムの確保も必要です。
また、治療後のアフターケアはいつも以上に丁寧におこなわなければなりません。
- 十分な保湿
- 紫外線対策
- 摩擦を避ける
- 激しい運動を避ける
- 飲酒を控える
以上のアフターケアが可能であれば、シミ取り治療は満足度の高いものになるでしょう。
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老人性色素斑 | 肝斑 |
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日焼け跡に色素が沈着してしまったもの | ホルモンバランスの乱れが原因 |
▼ | ▼ |
【効果的な治療法】 ・レーザー治療 ・外用内服治療 | 【効果的な治療法】 ・ピコトーニング |
そばかす | 炎症後色素沈着 |
雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれる小さなシミの集まり | ニキビや虫刺されに伴う炎症 |
▼ | ▼ |
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監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
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日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
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