シミ取りレーザー治療はしないほうがいい?失敗しないための対策方法


シミ取りレーザーはしないほうがいいって本当?
なぜしないほうがいいのか、その理由を知りたい。
シミ取り治療は「見た目の若々しさを得られた」、「毎日のメイクが劇的に楽になった」など、喜びの声が多く見られる美容施術です。
しかし、なかには治療に失敗したという声もあるため、本当にやっていいものか不安になりますよね。
そこで今回は、なぜシミ取りレーザー治療の結果に大きな差がでるのか、またシミ取り治療で失敗しないためのポイントも詳しく解説していきます。
シミ取りレーザー治療をしないほうがいいと言われる理由

シミ取りレーザー治療は満足度の高い美容医療として、老若男女問わず人気の施術です。
しかし「シミ取りレーザーはしないほうがいい」という声があるのも事実。
その理由として考えられるのは下記の4点です。
- ダウンタイムがあるから
- シミが消えないから
- 再発するから
- シミが悪化するから
まずシミ取りレーザー治療のダウンタイムは1~2週間程度です。
施術後の一般的な経過は下記をご覧ください。
経過日数 | 主な症状 |
---|---|
施術直後~3日 | 炎症を伴う痛みや腫れ、水ぶくれなど肌の変化が激しい時期 |
3日 ~1週間 | ・赤みはあるものの痛みや腫れなどの炎症は治まる ・患部にかさぶたが形成されかゆみを伴うこともある |
1~2週間 | 形成されたかさぶたがシミと共に剥がれ落ち新しい皮膚が現れる |
施術直後から3日目くらいまでは、レーザーによる肌ダメージがもっとも強く現れる時期です。
この時期の患部は見た目にもかなり目立つので、可能であれば外出を控えた方がよいでしょう。
その後炎症は徐々に治まりシミはかさぶたとなって剥がれ落ちます。
かさぶたが剥がれるまでの1~2週間はもとのシミよりも濃い斑点ができることになるため、他人にバレないように苦労する部分はあるかもしれません。
また、シミ取りレーザー施術では炎症後色素沈着という症状を伴うことがあります。
これはレーザーの熱でダメージを受けた肌が炎症を起こし、色素沈着してしまうというもの。
つまりもともとのシミは消えたのに、すぐに新たなシミ(炎症後色素沈着)ができることもあるということです。
その多くは施術後2週間~1ヵ月後にあらわれ、数か月~長くても1年後には改善し自然な肌色に戻ります。
炎症後色素沈着の発症は治療の失敗ではありませんが、1~2週間程度でシミが消えると期待したにもかかわらず、キレイになるまでの期間が延びることで「シミ取りレーザーでシミは消えない」と捉えてしまうこともあるでしょう。
そしてシミ取り治療を受けたとしても、その場所に新たなシミはできます。
というのも、皮下のメラニン色素は常に生成そして排出というサイクルを繰り返しているからです。
治療によって現在できているシミは改善できても、以前と同じケア方法を継続すれば再びシミが現れる可能性は高いでしょう。
これにより「シミが再発する」という意見が出てくるのかもしれませんね。
さらにシミ取りレーザー治療後に濃いシミができるケースもあります。
これは施術側の失敗という場合もありますが、多いのは患者側のケア不足です。
シミ取りレーザー直後は、日常生活の中で気をつけるべきことがいくつかあります。
施術後の注意点やケアを忘れてしまい、新たに濃い色素沈着が現れたことで「シミが悪化した」という声が上がっているのかもしれません。
シミ取りレーザー後のアフターケアについては大切な部分なので、次項から詳しく解説していきます。
シミ取りレーザーで失敗しないための対策方法

シミ取りレーザー治療は、施術を受けておわりではなく治療後のアフターケアが非常に重要です。
たとえ最高の治療を受けたとしても、アフターケアを怠ればシミ取り治療は失敗に終わる可能性が高いということを理解しておきましょう。
ここからは、施術後どのようなことに気をつければシミ取りレーザー治療の失敗を防げるのか、その方法を解説していきます。
シミ取り治療後はしっかりケアをする
シミ取り治療後に外せないセルフケアとして挙げられるのは次の3つです。
- 紫外線対策
- 摩擦対策
- 十分な保湿
シミ取りレーザー治療直後の患部は軽度の火傷を負った状態です。
火傷の状態から新しい皮膚が再生され、外部刺激に強い健康な肌に育つまでには、最低でも1~2週間程度の期間を要します。
ダウンタイムと呼ばれるこの期間の患部は極度の乾燥状態であり、加えて紫外線や摩擦などの影響を強く受ける時期です。
乾燥状態が続けばかゆみや炎症が起きやすくなりますし、紫外線や摩擦は肌に大きなダメージを与えます。
これらはいずれも、新たなシミを作りだす要因となります。
外部刺激への対策と十分な保湿は、シミ取り治療を成功させるためのカギとなるため、徹底しておこないましょう。
紫外線や摩擦に対する具体的な対策法は下記を参考にしてください。
紫外線対策
- 紫外線の強い夏季の治療を避ける
- 外出を避ける
- 外出時は帽子や日傘を利用する
- 屋外屋内問わず日焼け止めを塗る
摩擦対策
- 泡洗顔を使用する
- 噴射型のローションを使用する
- スキンケア時は擦らずやさしくパッティング
- 就寝中はタオルやクッションを利用し横に向かない工夫をする
- 爪を短く切っておく
肌の保湿については、乾いたと感じたら1日に何度でもケアして乾燥を防いでください。
使用するスキンケア用品についても、肌にやさしい低刺激のものを使用しましょう。
シミ取りレーザー治療後は丁寧なケアがとても大切です。
肌を乾燥・摩擦から防ぐために、「マスクをする」「コンシーラーを塗る」などの対応をおすすめしています。
せっかくのシミ治療ですから、できる限りに対策をして良い結果に繋げましょう。
シミの種類にあったレーザーを使う
つづいての失敗しないための対策は、シミの種類に合ったレーザー治療を受けるということです。
そのためには、シミを正確に診断できる医師への受診が必要です。
というのも、シミには多くの種類がありそれぞれの特性に有効な治療法は異なります。
誤診があれば、効果を得られない治療を延々と受け続けることになりかねません。
良い医師を選ぶときのポイントは下記の3つです。
- 皮膚科専門医or美容皮膚科の経験が長い
- 悪い口コミが少ない
- 分かりやすく丁寧な対応
まず注目したいのは、美肌治療の経験が長いかどうかというところ。
これは医師になりたての人物や、シミ取り治療に関して知識や経験の乏しい医師が在籍する美容クリニックも少なくないからです。
ホームページやInstagramを確認して、確かな実績と豊富な経験を持つ医師を選びましょう。
続いては口コミですが、悪い口コミが一部あっても良い口コミが大多数を占めるなら期待して良いでしょう。
ただ良い悪いにかかわらずすべてを鵜呑みにせず、軽い目安程度にチェックしておいてください。
そして対応が丁寧であり、小さなことでも質問できる雰囲気を持つ医師かどうかも要チェックです。
良い医師ほどカウンセリングを重視しており、患者の声に耳を傾け望む結果を出そうとしてくれます。
いっぽうで、どこか高圧的だったり専門用語を多用して分かりづらい説明をしたりと、寄り添う姿勢のない医師も存在します。
まずはカウンセリングを受け、医師の人柄そして院内の雰囲気なども確かめたのちに、心地よいと思えるクリニックを選びましょう。
MBCでは丁寧にカウンセリングを行い、適切なシミ治療をご提案いたします。
レーザーでのシミ取り治療でもシミが消えない場合

ここからは、レーザー治療を受けたのにシミが改善されないときの原因や対処法について解説していきます。
前項までに述べたようにシミに適した治療法をおこない、なおかつアフターケアを怠らなければ、シミは高い確率で改善されます。
しかし改善が見られないのであれば、おもに下記の3点が原因と考えてよいでしょう。
- 施術箇所に刺激を与えてしまった
- レーザーの出力が適切ではなかった
- 隠れ肝斑があった
一つ目の原因としては、先ほども少し触れましたが自ら患部を刺激してしまった場合です。
たとえば、施術直後のスクラブ洗顔や刺激の強いスキンケア用品の使用、長風呂や汗をかくほどの運動などは、治療効果を得にくいばかりか悪化させる原因になり得ます。
また、無意識に患部を引っ掻く、普段同様に紫外線を浴びるなど、患部に刺激を与えてしまった場合も同様です。
施術後の日常生活については、医師の指導をとにかく忠実に守ってください。
もう一つの原因は、レーザーの出力が適切ではなかった場合です。
レーザーは治療するシミの種類や濃さなどによって適切な出力で照射する必要があります。
弱いと効きませんし高すぎると肌に過度な負担がかかり、もともとのシミよりも濃い色素沈着として残る可能性もあります。
そして3つ目は、隠れ肝斑がレーザーの刺激によって肌表面に現れた場合です。
肝斑とは?
肝斑とは30~50代の女性に多く見られる左右対称のシミの一種です。おもに頬骨の高い位置に輪郭のはっきりしないもやもやした形状で現れます。レーザー治療や光治療で悪化しやすいことで知られています。
隠れ肝斑というのは肌の奥深くに潜む肝斑のことで、あらゆる外部刺激を起因として発症します。
そのため、肝斑のできやすい頬骨の高い位置などに対してのシミ治療は、とくに慎重におこなわれています。
ちなみに隠れ肝斑がある場合は、レーザーに限らず紫外線や摩擦などによって遅かれ早かれ発症するものと理解しておいてください。
レーザー治療でシミが治らない原因3つのうち、2つは深い知識そして高い技術を持つ医師を選ぶことでそのリスクを最小限に抑えられる部分です。
いずれの場合も、まずは施術を受けたクリニックに相談してみましょう。
そのときに万が一、クリニック側の対応に不安や不信感をおぼえたときは、病院を変えてみるのも1つの方法です。
まとめ

今回はシミ取りレーザー治療をしないほうがいいと言われる理由を解説しました。
シミ取りレーザー施術を受ける場合、最低でも1週間程度は自宅でゆっくりできる時間を確保する必要がありますし、治療が長引くこともあります。
また施術後は下記の3点を徹底し、日常生活を送るうえで医師の指導を守ることがとても大切です。
- 紫外線対策
- 摩擦対策
- 十分な保湿
ある程度の覚悟をもって施術を受ける必要はありますが、少し心構えができたのではないでしょうか。
まずは良い医師を探すことから始めてみてくださいね。
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監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
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日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
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