シミ取りレーザー治療のダウンタイムを解説!顔のダウンタイム後の隠し方は?

シミ取り治療のダウンタイム期間はどのくらい?
ダウンタイム中の症状がどんな感じなのかも気になる…
このようにダウンタイムの期間や症状が気になり、シミ取り治療に踏み切れない人は多いようです。
シミ取り治療は、見た目の印象を大きく若返らせるとして広く浸透しており、男女問わず人気の美容施術。
とはいえ、やみくもに飛びつくと不安を抱えることになりかねません。
そこで今回は、シミ取り治療におけるダウンタイムの期間やその症状、気を付けるべきポイントなどについても詳しく解説します。
本記事でお伝えする施術後の経過や気を付けるべきポイントを押さえたうえで、キレイになってくださいね。
シミ取りレーザー治療のダウンタイムについて

ダウンタイムとは、美容施術によってダメージを受けた肌が回復するまでの期間のことをいいます。
シミ取りレーザー治療のダウンタイムは、一般的に1~2週間程度。
この1~2週間に皮下でおこなわれていることを簡単にまとめると次のとおりです。
- 特殊なレーザーでシミの原因であるメラニン色素を細かく破壊
↓ - 皮下では細かく砕かれたメラニン色素を体外へ排出する働きが活発になります
↓ - 砕かれたメラニン色素は上に押し上げられ、かさぶたを形成
↓ - かさぶたの下で新しい皮膚の再生が終わると、かさぶたが剥がれ落ちます
↓ - かさぶたが剥がれ落ちるとピンク色の新しい皮膚が現れます
シミ取り治療で用いられるのは、シミを形成するメラニン色素だけに反応する特殊なレーザーです。
健康な肌への影響は抑えられていますが、レーザーに伴う熱エネルギーは周辺組織に若干のダメージを与え、表皮に軽いやけど状態を生じます。
このやけどによる炎症が癒え、かさぶたが剥がれるまでの1~2週間がシミ取りレーザーのダウンタイムです。
これは、40代以降であればほとんどの人に発症する、老人性色素班と呼ばれる一般的なシミや先天性のアザなどの治療に用いられる方法です。
いっぽうで継続的な治療によりゆっくりと改善させる手法を有効とする種類のシミもあります。
そのため、すべてのシミが1~2週間後に改善するわけではないということは理解しておいてください。
また間違った治療により悪化することもあるため、正しい診断とシミの種類に応じた治療を受けることが何より大切となります。
ダウンタイムの症状
つづいてダウンタイム中の具体的な症状について理解しておきましょう。
施術直後の代表的な症状としては、以下の5つです。
- ヒリヒリとした痛み
- 水ぶくれ
- 腫れ
- 赤み
- かさぶた
施術直後はとくに赤みや腫れ、ヒリヒリ感が強く、もともとあったシミよりも患部は目立ちます。
この時点で「治療が失敗したのでは?」「本当にシミが消えるの?」と不安な気持ちを抱える方も多いようです。
しかしこれは、新しい皮膚の正常な再生過程のため過剰に心配する必要はありません。
なお、症状の現れ方は使用するマシンの種類や出力の強さ、個々の体調や肌状態によっても異なります。
ダウンタイムの期間
シミ取りレーザー治療に伴うダウンタイムは、冒頭でお伝えしたように1~2週間程度です。
これはあくまでも目安であり、さまざまな要因から副反応が強く出たり長引いたりするケースも見られます。
まったく同じ施術を受けたとしても皮膚の治癒力には個人差があるため、すべてのケースで同じ経過をたどり回復するとは限らないのです。
ここでダウンタイムを少しでも短縮したいと考える方にその方法を2つお伝えしておきましょう。
- 施術前に肌状態を整えておく
- 医師の指示を守る
ダウンタイムを短縮する方法1つ目は、丁寧なスキンケアをおこない、健康な肌状態で施術にのぞむということ。
充分な水分量を保つ健やかな肌状態であれば、高い回復力でダウンタイムを短縮しやすくなります。
さらに健康的な肌状態は施術中の痛みの軽減にもつながります。
そして2つ目は医師の指示を必ず守ることです。
ほぼすべてのクリニックで施術後の注意事項を説明されると思います。
内服薬や外用薬、患部への保護テープなどを処方された場合は指示通りに使用すること。
そして医師に指導を受けた「日常生活のなかで気をつけるべきこと」をしっかりと守ることです。
これらを徹底することでダウンタイムの大幅な短縮が期待できるでしょう。
シミ取り後のダウンタイム中の過ごし方

ここからは、シミ取り施術後に気をつけるべきことを具体的に解説していきます。
ダウンタイム中の過ごし方はシミ取り治療の満足度に直結しますので、しっかりと押さえておいてください。
- 紫外線対策を徹底する
- 患部をさわらない、こすらない
- 激しい運動を避ける
- 十分すぎるほどの保湿をする
シミ取り施術直後の患部は、紫外線や摩擦など外部刺激の影響を強く受ける状態にあります。
ダウンタイム中の外部刺激は、施術前よりも濃い色素沈着や傷跡を残す要因となりやすいため要注意です。
外出するときは日焼け止めクリームや日傘、帽子などを活用することはもちろん、室内ではカーテンを閉めるなど徹底した対策が必要となります。
そして、ついつい触ってしまいたくなるのも分かりますが、できるだけ患部に触れないということも大切です。
洗顔やスキンケア時は軽く押さえる、またはやさしくパッティングする程度にとどめてください。
また肌の回復に伴いかゆみを生じることも多いので、つい引っ掻いてしまうことを防ぐために市販の傷パッチなどを利用した患部の保護をおすすめします。
施術に使用する機械によっては施術直後から保護テープを貼付、または処方してくれることもあります。
その場合は、貼付されたテープをできるだけ長く貼り続け、患部を守ってください。
そしてダウンタイム中は血流が良くなる行動も抑えなければなりません。
激しい運動や長風呂、サウナなど血行を促進する行為は、患部の炎症を悪化させることがあるためです。
以上の3点に加え、施術直後の肌は保水能力が低下し、極度の乾燥状態であることも理解しておかなくてはなりません。
そのため、ダウンタイム中に一貫して心がけることは十分すぎるほどの保湿です。
これらのほかにも医師からの注意事項は、細かいことでもしっかりと守ることが非常に大切となります。
顔のシミ取りレーザーをした後の隠し方

シミ取りレーザー施術を受けるのであれば、外部刺激を避けるためにも自宅でゆっくりできるスケジュールを立てて望むことが理想です。
しかし1~2週間のダウンタイムを確保できる人ばかりではないでしょう。
そこでここからは、シミ取りレーザー施術後に外出する際の患部の隠し方について解説していきます。
シミ取りレーザーのダウンタイム中の化粧
シミ取りレーザー施術をした後の患部は、健康な肌とは明らかに色味が異なり目立ちます。
そんな状態のときは、シミやくま隠しに使用されるコンシーラーを利用して施術部位の色味を抑えてください。
コンシーラーは2色ほど購入し、色を混ぜながら自分の肌色に近づけていくと自然な仕上がりになります。
もちろん、自分の肌色に馴染む製品がある場合は1色でOKです。
またクリニックによっては専用のコンシーラーを購入できることもあるので、医師に相談してみてください。
ただし、施術による炎症が治まっていない段階でのメイクは、感染予防の観点からもおすすめできません。
その場合は保護テープや傷パッチを患部に貼ったうえで、マスクを利用しましょう。
シミ取りレーザー後のダウンタイム経過について

最後に、シミ取りレーザー施術直後からの経過日数に沿った症状の変化を確認しておきましょう。
経過日数 | 主な症状 |
---|---|
施術直後~3日 | 赤み・腫れ・水ぶくれ・ヒリヒリ感 |
3日~1週間 | 炎症が治まりかさぶたが形成される |
1~2週間 | かさぶたが自然に剥がれ落ちる |
施術直後から翌日までは、施術による反応がもっとも強く現れる時期です。
患部は赤みや腫れ、ヒリヒリ感やジンジンとした痛みを生じるでしょう。
このようなつらい症状の緩和には、保冷剤などを利用したアイシングが効果的です。
3日~1週間が経過すると赤みは継続しつつも皮膚の炎症は治まり、かさぶたが形成され始めます。
かゆみが出やすい時期なので、患部を引っ掻いてしまわないよう注意が必要です。
ここで大切なことは、形成されたかさぶたを無理やり剥がさないことです。
施術後1~2週間が経過する頃には肌の赤みも若干薄れ、かさぶたがポロポロと剥がれ落ちます。
医師の指示でテープを貼りっぱなしにしている場合は、テープと共にかさぶたが剥がれピンク色の皮膚が現れます。
※テープを剥がすタイミングは医師の許可をとりましょう。
再生された皮膚は日を追うごとに周辺の肌色に馴染み、シミ治療は完了です。
ただし上記のダウンタイムを経たあと、再びシミができてしまうこともあります。
これは施術の失敗などではなく「戻りシミ」と呼ばれるもので、全体の40パーセント程度と比較的多く見られる症状です。
戻りシミの原因はおもに、レーザー照射によって炎症を起こしたために起こる色素沈着です。
その多くはシミ取り施術から1ヵ月が経過した頃に出現し、数カ月から1年程度の時間をかけて自然に目立たなくなります。
戻りシミが現れた場合も過剰に慌てず、担当医に相談しながら様子を見ましょう。
なお、美肌治療を成功させる重要なポイントは、十分な実績と経験を持ち、なおかつ信頼できる医師を選ぶことです。
各クリニックのホームページやInstagram、口コミなどをしっかりと調べ良い先生を見つけてくださいね。
まとめ

今回はシミ取りレーザー施術のダウンタイムについて詳しく解説しました。
シミ取りレーザー施術のダウンタイム中は、気を付けるべきことが多くあります。
また、施術を受けたとしてもシミが消えると断言できるものでもありません。
しかし、メイクが楽になったり若々しさを手に入れたりと、満足度の高い施術として知られています。
まずは、お悩みのシミがどのような種類なのか、信頼できる医師に診断してもらってはいかがでしょうか?
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監修医師
立花 義浩
- 資格
- 精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
麻酔科標榜医
日本医師会産業医
日本体育協会スポーツドクター
- 経歴
- 北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
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