ニキビ治療

MBC麻布十番(皮膚科)は、美容皮膚科も併設しているクリニックでニキビ治療にも力を入れています。経験豊富な医師がニキビのお悩みを一緒に解決致します。

MBCのニキビ治療とは?
  • 美容皮膚科との連携
    ニキビ治療だけでなく、ニキビ跡の治療や美肌治療など、幅広いニーズに対応可能
  • 最新機器の導入
    最新のレーザー機器や治療法を取り入れ、効果的な治療を目指している
  • 女性医師による丁寧な診察
    女性医師が診療を担当しているため、女性ならではの悩み相談もしやすい
  • 完全個室
    プライバシーに配慮した完全個室での施術が受けられる
  • 土日祝日も診療
    平日忙しくて通院できない方も利用しやすい

皮膚科でのニキビ治療とは?

皮膚科でのニキビ治療は、患者様のニキビの状態や原因に合わせて、様々な治療法が組み合わせられます。

ニキビは皮膚科で治療すべき?その理由とは

  1. 専門的な診断
    皮膚科では、ニキビの種類や原因を正確に診断できます。ニキビには、思春期に多く見られる通常のニキビだけでなく、大人になってからできるニキビや、他の皮膚疾患と間違えやすいものなど、様々な種類があります。
  2. 適切な治療法
    診断結果に基づいて、塗り薬、飲み薬、レーザー治療など、最適な治療法を提案することができます。市販薬では治らない重症なニキビや、ニキビ跡の治療にも対応可能です。
  3. 正しいスキンケア指導
    ニキビの原因となる生活習慣やスキンケア方法について、専門的なアドバイスを受けることができます。

ニキビ跡治療には皮膚科と美容皮膚科どっちがいい?

ニキビ跡治療でどちらの科を受診すべきかについては、皮膚科と美容皮膚科、それぞれに特徴がありますので、ご自身の状況に合わせて選ぶことが大切です。

  • 皮膚科
    健康保険が適用される場合が多く、比較的費用を抑えて治療を受けられます。炎症が残っているニキビ跡や、ケロイドなど、病的な状態のニキビ跡に対して、薬の処方やケミカルピーリングなどを行います。
  • 美容皮膚科
    健康保険は適用されず、全額自己負担となります。ニキビ跡の色素沈着、赤み、凹凸など、美観を損なうニキビ跡に対して、様々な治療法(レーザー治療、光治療など)を提供しています。
どちらを選ぶべきか
  • 炎症が残っているニキビ跡:皮膚科
  • 色素沈着や凹凸が気になる:美容皮膚科
  • 複数の治療法を検討したい:美容皮膚科
  • 費用を抑えたい:皮膚科

ニキビの種類

ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる、顔や背中、胸などにできる一般的な皮膚の病気です。ニキビには、主に以下の種類があります。

進行度 ニキビの種類 画像







白ニキビ 白ニキビ
黒ニキビ 黒ニキビ







赤ニキビ 赤ニキビ
黄ニキビ 黄ニキビ
ニキビ跡 ニキビ跡

白ニキビ(閉鎖面皰)

毛穴に皮脂や角質が溜まり始めると、皮膚の表面が少し膨らんできます。これが白ニキビです。
毛穴の状態によっては数日程度で自然に治ってしまう事も多いのですが、肌の汚れを放置していると白ニキビが成長し、数か月も治らないこともあります。

黒ニキビ(解放面皰)

黒ニキビは、皮質や角質が溜まっている部位の毛穴が開いた状態のニキビです。古い角質などがいつまでたっても除去されず、毛穴に溜まっていき、黒っぽく変色してしまうのです。

赤ニキビ(炎症性皮疹)

毛包に皮質が溜まっていくと、徐々に膨らんでいき、皮脂が周囲に漏れ出すようにあります。これに伴って炎症が起こった状態が赤ニキビです。
神経を刺激することも多く、指などで触ると軽い痛みを感じることもあります。

黄ニキビ(嚢胞)

赤ニキビを放置していると、さらに悪化し、嚢胞が出来ることもあります。毛包内の皮脂などが皮膚を刺激し、炎症もひどくなります。
この状態を放置すると瘢痕になってしまうこともあるので、早めにご相談ください。

ニキビ跡(瘢痕)

炎症性のニキビなどが作られた場合、ニキビが収まった後に瘢痕が出来ることもよくあります。一度、瘢痕が出来てしまうと、その皮膚の状態を元通りにするには時間と労力が必要になります。このような状態にならないよう、早めの治療が大切です。

皮膚科で受けられるニキビ治療の種類

ニキビ治療は、その種類や症状によって様々な治療法が選択されます。どの治療法が最適かは、ニキビの種類、重症度、患者様の状態などによって異なります。医師が適切な治療法をご提案します。

【保険による診療】

治療メニュー 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡



塗り薬 べピオゲル
ディフェリンゲル
ロゼックスゲル
飲み薬 ビブラマイシン
ミノマイシン
施術 面ぽう圧出(コメド圧出)




化粧品 アゼライン酸
ビタミンCローション
施術 ケミカルピーリング
イオン導入
ダーマペン
ポテンツァ
フォトフェイシャル

保険が適用されるニキビ治療

塗り薬(外用薬)でのニキビ治療

ベピオゲル・べピオローション

ベピオゲルは、ニキビ治療に効果的な外用薬の一つです。主な成分である過酸化ベンゾイルが、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌し、毛穴のつまりを改善することで、ニキビの発生を抑制します。

ディフェリンゲル

ディフェリンゲルは、ニキビ治療によく用いられる外用薬です。一般名ではアダパレンと呼ばれ、レチノイドの一種に分類されます。レチノイドとは、ビタミンAから作られた合成物質で、主に以下の働きによってニキビを改善します。

  • 毛穴のつまりを改善:皮膚の角質化を抑制し、毛穴が詰まるのを防ぎます。これにより、白ニキビや黒ニキビの発生を抑えます。
  • 炎症を抑える:ニキビによる赤みや腫れを鎮める効果があります。
  • ニキビの再発予防:毛穴の状態を整えることで、ニキビが繰り返しできるのを防ぎます。

ロゼックスゲル

ロゼックスゲルは、酒さという皮膚の慢性炎症を治療するために用いられる外用薬です。一般名ではメトロニダゾールと呼ばれ、抗菌作用と抗炎症作用を持つ薬剤です。ニキビ治療薬として使用できますが、全てのニキビに効果があるわけではありません。特に、毛包虫が原因のニキビや、赤みやかゆみを伴うニキビに対して効果が期待できます。

飲み薬(内服薬)でのニキビ治療

ビブラマイシン

ビブラマイシンは、テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質の一種です。様々な種類の細菌の増殖を抑える働きがあり、感染症の治療に広く用いられています。特に、ニキビの治療薬としてよく処方されます。ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑えることで、炎症を鎮め、ニキビの悪化を防ぐ効果が期待できます。

ミノマイシン

ミノマイシンは、テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質の一種です。細菌のタンパク質合成を阻害することで、細菌の増殖を抑えます。ニキビの原因となるアクネ菌もこの働きによって効果的に抑制されます。特に、炎症を伴うニキビに対して高い効果を発揮します。

施術によるニキビ治療

面ぽう圧出(コメド圧出)

面ぽう圧出とは、ニキビの中に詰まっている皮脂や膿、古い角質などを、専用の器具を使って押し出す治療法のことです。毛穴に詰まった角栓(コメド)や膿を直接取り除くことで、ニキビの炎症を早く鎮め、治癒を早める効果が期待できます。

保険適用外のニキビ治療

化粧品でのニキビ治療

アゼライン酸

アゼライン酸は、ニキビ治療において注目されている成分です。その効果は多岐にわたり、ニキビの根本的な原因からアプローチすることで、肌を健康な状態へと導きます。小麦やライ麦などの穀物に含まれている天然成分で、肌への刺激が少ないのが特徴です。

ビタミンCローション

ビタミンCローションは、ニキビケアだけでなく、美白やアンチエイジングなど、様々な肌悩みに効果が期待できる成分です。しかし、効果が現れるまでには時間がかかることや、個人差があることも考慮し、自分に合った製品を選び、継続して使用することが大切です。

施術によるニキビ治療

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、肌の表面に酸性の薬剤を塗布することで、古い角質を剥がれやすくし、肌のターンオーバーを促す美容治療法です。毛穴のつまりを取り除き、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を抑えます。

イオン導入

イオン導入は、電気の力で美容成分を肌の奥深くまで浸透させることで、ニキビの原因となる様々な問題に対処し、肌を健康な状態へと導きます。

ダーマペン

ダーマペンは、肌に微細な穴を開けることで、肌の自然治癒力を刺激し、コラーゲン生成を促す美容治療です。肌の再生を促し、ニキビ跡の改善や毛穴の引き締めなど、複数の側面からアプローチできます。

ポテンツァ

ポテンツァは、ダーマペンと同様に肌に微細な穴を開けることで肌の再生を促す治療法ですが、高周波エネルギーを同時に照射するという点が大きな特徴です。この高周波エネルギーが、肌の深層部に熱を加えることで、コラーゲンの生成をより一層促進し、さらに殺菌効果も期待できます。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルで照射される光は、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌し、炎症を抑える効果があります。また、過剰な皮脂の分泌を抑え、コラーゲンの生成を促すことで、ニキビ跡の改善や肌のハリ・弾力の向上も期待できます。

皮膚科でのニキビ治療の費用と保険適用について

ニキビ治療は、一般的に保険が適用される治療と、保険適用外の治療があります。

保険が適用される治療

  • 外用薬:レチノイド(ディフェリンなど)、抗生物質、過酸化ベンゾイルといった外用薬は、保険が適用されることが多いです。
  • 内服薬:抗生物質やビタミン剤など、医師が処方する内服薬も保険適用となるケースが多いです。
  • 面ぽう圧出:黒ずみになっているニキビ(黒コメド)を専用の器具で押し出す治療法です。
  • 漢方薬:体質に合わせて漢方薬を処方する場合もあります。

保険適用となる場合、患者様の負担は3割程度になります。ただし、初診料や再診料、薬剤費なども加わるため、医療機関によって費用は異なります。

保険が適用されない治療

  • ケミカルピーリング:薬剤を使って古い角質を剥がす治療法です。
  • イオン導入:薬剤を皮膚に浸透させる治療法です。
  • レーザー治療:レーザー光線でニキビ跡を改善する治療法です。
  • ダーマペン:細い針で肌に無数の微細な穴を開け、コラーゲンの生成を促し、肌の再生を促す治療法です。
  • ポテンツァ:ダーマペンの進化版で、針で穴を開けるのと同時に高周波エネルギーを照射し、より効果的にコラーゲン生成を促す治療法です。
  • フォトフェイシャル:光を肌に照射し、シミ、そばかす、赤み、毛細血管拡張などを改善する治療法です。

これらの治療は、美容的な要素が強いとみなされるため、原則として保険適用外となり、全額自己負担となります。

皮膚科でのニキビ治療の流れ

皮膚科でニキビ治療を受ける場合、一般的に以下の流れになります。

  1. STEP

    初診

    • 問診:いつからニキビができ始めたのか、どんな種類のニキビができているか、普段のスキンケア方法など、詳しい問診が行われます。
    • 診察:医師がニキビの状態を診察し、ニキビの種類や重症度を判断します。
    • 診断:診察の結果に基づいて、ニキビの種類と原因を診断します。
    • 治療法の説明:診断結果に基づいて、適切な治療法(外用薬、内服薬、レーザー治療など)について説明を受けます。
  2. STEP

    治療開始

    • 薬の処方:外用薬(塗り薬)や内服薬が処方されることが多いです。
    • 生活習慣の指導:食生活、睡眠、ストレスなど、生活習慣の見直しについての指導を受けることがあります。
    • スキンケア指導:適切なスキンケア方法について指導を受けます。
  3. STEP

    定期的な通院

    • 経過観察:定期的に通院し、治療効果を確認します。
    • 治療法の変更:必要に応じて、治療法が変更されることがあります。
  4. STEP

    治療終了

    • 症状の改善:ニキビの症状が改善し、医師から治療終了の指示が出ます。

治療期間は、ニキビの種類や重症度によって異なります。 軽度のニキビであれば数ヶ月で改善することもありますが、重度のニキビや、ニキビ跡の治療には、より長い時間がかかる場合があります。

治療を受ける際の注意点
  • 自己判断で治療をやめない:医師の指示を守り、治療を継続することが大切です。
  • 他の薬との飲み合わせ:他の薬を服用している場合は、必ず医師に伝えてください。
  • 日焼けに注意:外出時には日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を行いましょう。

ニキビ治療は、患者様ご自身の協力が不可欠です。 医師の指示に従い、適切な治療を行いましょう。

治療を受ける前に知っておくと良いこと
  • 治療費:保険適用となる治療もありますが、美容的な治療は全額自己負担となる場合があります。
  • 副作用:薬の副作用が出る可能性もあります。
  • 再発:ニキビは再発しやすい病気です。

ご自身のニキビでお悩みの方は、一度皮膚科にご相談ください。

ニキビ治療に関するよくある質問

ニキビ治療に関するよくある質問をまとめました。

ニキビに一番効く治療法は何ですか?

ニキビに一番効く治療法は、人それぞれ、そしてニキビの種類や重症度によって異なります。そのため、「これが一番!」と断言できる治療法はありません。

しかし、一般的に効果が期待できる治療法や、ニキビ治療のポイントをいくつかご紹介します。

ニキビ治療のポイント
  • 皮膚科への受診:ニキビの種類や原因を正確に診断してもらい、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
  • 複合的な治療:塗り薬、飲み薬、レーザー治療など、複数の治療法を組み合わせることで、より効果的にニキビを改善できることがあります。
  • 生活習慣の改善:食生活のバランス、十分な睡眠、ストレス管理など、生活習慣を見直すことも大切です。

ニキビ治療は、患者様の状態や治療法によって効果や期間が異なります。「一番効く」というよりも、「自分に合った治療法を見つける」ことが大切です。

ニキビは1回の治療で治りますか?

ニキビは、1回の治療で完全に治ることは残念ながら難しいです。

なぜ1回の治療で治らないのか?
  • ニキビは複合的な原因で起こる:ホルモンバランス、生活習慣、食生活、ストレスなど、様々な要因が複雑に絡み合ってニキビは発生します。
  • 肌のターンオーバー:肌には生まれ変わりのサイクル(ターンオーバー)があり、ニキビ跡が完全に消えるまでには時間がかかります。
  • アクネ菌の残存:治療後も、毛穴の奥にアクネ菌が残っている場合があり、再発の原因となることがあります。

ニキビは潰す方がいい?早く治るって本当?

結論から言うと、ニキビを潰すのはおすすめしません。 早く治るどころか、悪化する可能性が高いからです。ニキビは、毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が繁殖することで起こります。潰すことで一時的に中身を出すことはできても、根元から治るわけではありません。むしろ、傷口から新たな細菌が入り込み、炎症を悪化させる原因となります。

思春期ニキビと大人ニキビの違いは?

思春期ニキビは、10代の頃にできるニキビを指します。主な原因は、成長ホルモンによって皮脂が過剰分泌され、毛穴に余分な皮脂が詰まってニキビができます。一方、大人ニキビは、20歳以降にできるニキビのことで「吹き出物」とも言います。大人ニキビの原因は、食生活やホルモンバランスの乱れ、乾燥、睡眠不足、ストレス、間違ったスキンケアなどさまざまです。

ニキビの場所別の原因は?

ニキビができる場所は、その原因が異なる場合があります。

部位 原因
おでこ 皮脂分泌過多、ストレス、睡眠不足
皮脂分泌過多、毛穴の開き
乾燥、摩擦、バリア機能低下
あご ホルモンバランスの乱れ
口周り 化粧品による毛穴の詰まり
背中 皮脂や汗による毛穴の詰まり
下着の摩擦、洗剤の刺激
カバンやリュックサックの摩擦

ニキビの場所によって、原因や対策が異なります。ご自身のニキビの場所と照らし合わせ、適切なケアを行いましょう。

ニキビができやすい人の特徴は?

ニキビができやすい人の特徴は、大きく分けて以下のものが挙げられます。

  • 生活習慣
    …不規則な睡眠、ストレス、偏った食生活など、生活習慣の乱れは肌のターンオーバーを乱し、ニキビの原因となります。
  • スキンケア
    …誤ったスキンケア、ゴシゴシ洗顔、乾燥させすぎるなど、肌への負担が大きいスキンケアもニキビを悪化させます。
  • ホルモンバランス
    …思春期や生理前、妊娠中など、ホルモンバランスが乱れる時期は、皮脂分泌が活発になりニキビができやすくなります。
  • 便秘になりやすい
    …便秘は腸内環境の乱れを引き起こし、有害な細菌が増加します。これらの有害な細菌は毒素を産生し、肌のターンオーバーに影響を与え、ニキビなどの肌トラブルを引き起こします。

ニキビに効く食べ物や肌に悪い食べ物は?

ニキビを予防する栄養素には、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、食物繊維が挙げられます。ニキビの原因となる可能性のある食品には、脂っこい食べ物、甘いもの、アルコール、コーヒーなどがあります。ニキビを予防するには、バランスの良い食事を摂り、脂肪や糖分の摂りすぎを避けることが推奨されます。